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飲食店の「二重価格」が物議、店に同情する声も―中国メディア

Record China / 2024年8月30日 19時40分

飲食店の「二重価格」が物議、店に同情する声も―中国メディア

25日、瀟湘晨報は、山西省大同市の飲食店で二重価格の問題が取り沙汰され店が当局から営業停止処分を受けた一方、店側に同情を示す声も出ていることを報じた。

2024年8月25日、中国メディアの瀟湘晨報は、山西省大同市の飲食店で二重価格の問題が取り沙汰され店が当局から営業停止処分を受けた一方、店側に同情を示す声も出ていることを報じた。

記事によると、中国のオンラインRPGゲーム「黒神話:悟空」が人気を集め、ゆかりの地である同市に多くの観光客が訪れる中、あるネットユーザーが25日に「麺店で二重価格に遭遇した」とネット上に書き込んだことが物議を醸した。書き込みによると、3人で小サイズの卵入り刀削麺を食べ、1人当たり11元(約220円)、計33元(約660円)を支払ったところ、別の客が同じメニューを7元(約140円)で食べていたという。

店主は「従業員の不注意による計算ミスであり、二重価格ではない。多くもらってしまった分はすでに返金した」とコメントしたものの、同市雲岡区市場監督管理局は27日、ユーザーの書き込み内容が事実であると判定し、店に営業を停止しての是正を命じるとともに、法規に基づき立件する方針を示した。

一方で、記事によると、ネット上では店に対する非難だけでなく、同情する声も寄せられているという。この店の常連客だという地元のタクシー運転手を名乗る人物は、店が専ら地元にある鉱山の労働者やタクシー運転手に対し1杯6元(約120円)で小サイズの卵なし刀削麺を提供していたことを明かし「この店以外に8元(約160円)以下で提供する店はほとんどない。長年値上げしてこなかったのも鉱山労働者や運転手の経済的な負担を軽くするため。だから、外から来た観光客にはこの優待をしなかった」と説明し、店の近所に住む人も「ここで20年近くやっているが量も多く、評判も良く、店主もいい人。店が閉められてしまって、自分を含むみんなが食事に難儀している。多くの労働者は麺が食べられないのでパンだけ食べている」と語ったとのことだ。

記事は、この件について湖南省の弁護士が「多くに人から感情的な支持を得ているとはいえ、法的な側面から言えば確かに違法行為が存在する。問題は、店が明確な価格を提示しておらず、価格法の関連規定に違反していることだ。もし是正して営業を継続したいのであれば、価格をしっかり表示した上で、鉱山で働く労働者たちにサービス価格で提供するべき」とコメントしたことを紹介している。(編集・翻訳/川尻)

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