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客室乗務員がうらやましい?従事者が過酷さを説明―台湾メディア

Record China / 2024年9月1日 16時0分

客室乗務員がうらやましい?従事者が過酷さを説明―台湾メディア

29日、台湾メディア・聯合新聞網は、一見華やかに見える客室乗務員について「現実はそうではない」とする現役客室乗務員の説明がネット上で注目を集めたと報じた。

2024年8月29日、台湾メディア・聯合新聞網は、一見華やかに見える客室乗務員について「現実はそうではない」とする現役客室乗務員の説明がネット上で注目を集めたと報じた。

記事は、客室乗務員に対し、美しい見た目と潤沢な給与、世界を飛び回れるというイメージから憧れを抱いている人が多いかもしれないとした上で、先日台湾のネット掲示板Dcardで現役客室乗務員が「あなたの知らない客室乗務員の一面」と投稿し、自身も業界に入る前は同様の憧れを持っていたものの、実際に入社して訓練を受けてからは「現実は違う」と認識したことを明かしたと紹介した。

そして、このユーザーが、訓練期間中は安全マニュアルやサービスの流れなど大量のマニュアル本を熟読した上、各機種の特徴や各種ランプの意味について理解しなければならないとしたほか、やけどや腹痛、さらには心臓発作などの対処をはじめとする基本的なケアの知識を身に着ける、深いプールで泳ぐ、3階ほどの高さから滑り台で降りる、手錠の使い方、暴れる人の取り押さえ方、さらには遺体収容袋の使い方を知るといったことをこなさなければならないと説明したことを伝えた。

さらに、客室乗務員の業務時間は非常に流動的で、早朝深夜の出勤、退勤となる可能性も高い上、なかなか自由に休みも取れず、会社から連絡があればいつでも出勤できるように待機を命じられることもあるという話を紹介。出発1時間前には全ての身支度を整えて点呼が行われるとともに、安全に関する小テストに合格しなければ当日のフライトに登場できないこと、往復便の勤務であれば、往路の乗客を全て見送ってから復路の乗客を迎えるまでの休憩が30分しかないこと、例えば日本行きの便であればメークや支度の時間を入れずに日帰りで9時間の勤務になり、とても遊びに行くような時間がないことを伝えた。そして「もしいろいろなところに遊びに行く客室乗務員がいるならば、その人は『命を削って遊ぶ時間を作り出している』のだ」と指摘したことを紹介した。

記事は、華やかに見える客室乗務員の現実について、他のネットユーザーから「ついに私の心の声を代弁してくれる人が出てきた」「客室乗務員は孤独な職業だと思う。家族や友人が休みの時に仕事をしなきゃいけないし、心を通わせる友人を作るのが難しそう」といった感想が寄せられたと伝えた。(編集・翻訳/川尻)

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