人気韓国アイドルが始球式で披露したダンスに苦情殺到？＝「長過ぎる」「本来の目的を忘れないで」

29日、韓国・毎日経済によると、韓国の人気アイドルグループ「WINNER」のメンバー、イ・スンフンの始球式でのパフォーマンスが物議を醸している。資料写真。

2024年8月29日、韓国・毎日経済によると、韓国の人気アイドルグループ「WINNER」のメンバー、イ・スンフンの始球式でのパフォーマンスが物議を醸している。

イは28日に釜山（プサン）の社稷野球場で行われた韓国プロ野球ロッテ・ジャイアンツ対ハンファ・イーグルス戦の始球式に登場。ロッテ・ジャイアンツのファンだというイは「ロッテのWINNERが来た」「勝利、ジャイアンツ、叫べ」と盛り上げて18秒間のダンスパフォーマンスを披露し、その後投球した。

しかし始球式後、一部から「過度なパフォーマンスで試合運営を妨害した」と批判する声が上がった。実際に、ロッテの先発チャーリー・バーンズが上がる前にマウンドを整備する様子がみられたという。

また、捕手のソン・ソンビンが投球のタイミングが分からず困惑する様子もみられた。パフォーマンス後にイが投げたボールはホームプレートに当たって高くバウンドし、ソンの後ろ側へ転がった。この状況にもイは満足そうな表情を浮かべていたが、ある野球ファンは試合後にKBOに苦情を申し入れ「試合の流れを妨げる不適切な始球式が行われないよう対策してほしい」と訴えたという。

これを見た韓国のネットユーザーからは「いつからか始球式が、試合ではなく芸能人のためのイベントになった気がする」「何でも適度にやるのが大切。数年後に自分のこの映像を見たら恥ずかしくてたまらないだろうな」「3～4秒なら良かったのに、あまりに長かった。一言で言ってセンスがなかった」「ダンスのせいで投球がひどい。本来の目的を忘れないで」「余計なことをせず、ただボールを投げて帰らないと。始球式の投球者が主役になろうとしないでさ」など否定的な声が多数上がっている。

一方で「この程度で怒られるなんて厳し過ぎない？」「おかげで盛り上がった」「個性のある始球式で楽しかったよ」「こういうことをしてほしくて芸能人を始球式に呼ぶのでは？」との声も見られた。（翻訳・編集/堂本）