成都のジャイアントパンダ「和花」と「和葉」が「別居」へ―中国メディア
Record China / 2024年9月6日 0時0分
成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地の人気者で、やんちゃで活動的な性格の「和葉」は最近、体重や力が成獣の基準に近づいてきている。「和花」は、おっとりとしていて、やさしい性格だ。写真は和花。
ジャイアントパンダは通常、4-6歳になると、亜成獣から次第に成獣の段階に入っていく。ただ、その時期は、オスとメスによって異なり、個体差もある。一般的には、メスのパンダのほうがより早い段階で成獣になるという。
成獣になると、発情期があるほか、それぞれの縄張り意識も強くなるため、気が荒くなり、吠えたり、他のパンダを追い払ったり、攻撃したり、縄張りをパトロールしたりするようになる。飼育下においては、一緒に暮らしているパンダ同士がけんかをして、深刻な傷を負ったりする可能性があるため、成獣になるとその飼育エリアを分ける必要が生じる。
成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地の人気者で、やんちゃで活動的な性格のパンダ「和葉(ホーイエ)」は最近、体重や力が成獣の基準に近づいてきている。一方、その双子の「姉」である「和花(ホーファ)」は、おっとりとしていて、やさしい性格だ。2頭は、少しずつ性格が異なるパンダへと成長してきた。
飼育員の譚さんによると、4歳になった「和花」と「和葉」は、じゃれ合っている時に、度が過ぎることがあり、ケガをしてしまう可能性があるため、現在別々にすることを試しているところだという。そうすることで、それぞれの成長に必要な異なるニーズを満たし、安全な暮らしを確保できるほか、それぞれが活動する場所も確保でき、必要な活動をさせることができるという。2頭が一緒に過ごしている時は、飼育員が随時その状況をチェックし、2頭が亜成獣から成獣へとスムーズに成長できるようサポートしていくという。
野生の場合でも、飼育下においても、パンダは幼獣の段階では、母親や兄弟、姉妹と仲良く一緒に過ごす。しかし、少しずつ成獣へと成長すると、単独で行動するようになる。それは、長い時間をかけて進化した結果であり、生きていくためのパンダの知恵でもあるのだ。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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