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新型コロナワクチンによる心筋炎は「ごくわずか」、最新の研究で明らかに―仏メディア

Record China / 2024年9月7日 6時0分

新型コロナワクチンによる心筋炎は「ごくわずか」、最新の研究で明らかに―仏メディア

5日、仏RFIは、新型コロナワクチン接種による心筋炎の副作用発生はごくわずかだとする研究報告がは発表されたと報じた。

2024年9月5日、仏国際放送局RFI(ラジオ・フランス・アンテルナショナル)の中国語版サイトは、新型コロナワクチン接種による心筋炎の副作用発生はごくわずかだとする研究報告がは発表されたと報じた。

記事は、フランスの疫学・公衆衛生学教授であり、フランスの科学研究チームEpi-PhareのディレクターであるMahmoud Zureik氏がこのほど、新型コロナワクチン接種後および新型コロナウイルス感染後の心筋炎の発生と、18か月後にワクチンとウイルスの両方が引き起こす可能性のある合併症を測定・分析する最新研究結果を発表したと伝えた。

そして、研究内容について、フランスで新型コロナの感染が拡大していた2020年12月27日~22年6月30日の間に心筋炎で入院した12~49歳の患者4635人を「第1世代の新型コロナワクチン接種後7日以内に心筋炎を発症した患者」、「新型コロナ感染後8~30日の間に心筋炎を発症した患者」「新型コロナウイルスやワクチンとは無関係な心筋炎患者」の3グループに分けたところ、ワクチン接種後発症者が558人、新型コロナ感染後発症者が298人、コロナ感染・ワクチンいずれとも無関係なグループが3779人だったと紹介。その後これらの患者を入院後18か月間追跡して再発や合併症についてモニタリングしたところ、ワクチン接種を受けた患者は感染による心筋炎や無関係の心筋炎の患者よりも退院後にさらなる治療を必要とする割合は少なかったと紹介した。

記事は、新型コロナワクチンに起因する心筋炎に関するこれまでの多くの研究では、コロナ感染拡大時のワクチンの予防効果は副作用のリスクを大幅に上回ると結論付けられており、新型コロナワクチンで心筋炎や心膜炎が起こる確率は、インフルエンザなどの他のウイルス特異的ワクチンよりも高くないというデータも示されてきたとし、今回の研究により新型コロナワクチン接種による心筋炎副作用発生リスクが軽微であることが改めて示されたとの見方を示した。(編集・翻訳/川尻)

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