2025年の「東アジア文化都市」、マカオが初めて選出

2025年「東アジア文化都市」の授与式が12日に京都で行われ、マカオが初めてこの栄誉を手にした。

2025年「東アジア文化都市」の授与式が12日に京都で行われ、マカオが初めてこの栄誉を手にした。マカオ特別行政区政府は社会文化司の欧陽瑜司長が率いる代表団を京都に派遣し、授与式に出席した。マカオは国際都市として輝かしい「ゴールド名刺」を手にすることとなった。

「東アジア文化都市」に選出されたことを受け、マカオ特別行政区政府は「一帯一路」の重要な拠点としての強みを活かし、国際的な人文・芸術交流を一層強化する。また、「東西の融合、アジアの調和」をテーマに、大規模な文化博覧会や国際会議、無形文化遺産の展示、公演、文化・スポーツ・観光に関連するさまざまなイベントを年間を通して展開する。同時に、2025年「東アジア文化都市」となることを契機に、都市文化の内実をさらに深め、公共文化サービスや施設の充実を図り、「中華文化を主流とした多文化共存の交流拠点」としてのマカオの役割を強化し、国内外の交流と相互理解を促進する。

マカオの欧陽瑜・社会文化司長

「東アジア文化都市」の選定は、日中韓首脳会議の精神を実現するために、3カ国が共同で発足させたアジア初の国際的な文化都市命名プロジェクトだ。これは、日中韓の人文領域における重要な成果であり、東アジア地域における文化協力の成果でもある。3カ国の歴史的文化の深いつながりや共通性、伝統の類似性を生かし、文化、芸術、観光などを通じた交流と協力を通じて、地域内の文化的国際競争力を高めることを目的としている。（編集/藤井）