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息子をいじめた同級生に「威嚇的説教」、父親に10日間の拘留の処罰で是非が話題に―中国

Record China / 2024年9月16日 11時30分

息子をいじめた同級生に「威嚇的説教」、父親に10日間の拘留の処罰で是非が話題に―中国

息子をいじめた同級生に「威嚇的説教」をした男性が10日間の拘留の処罰を受けました。写真は北京市内の小学校。

北京市内でこのほど、小学生の父親が10日間の行政拘留の処罰を受けました。この父親は自分の子がいじめを受けたために、校門付近で相手の生徒を20分あまりにわたり呼び止めて事情を問いただしました。感情をあらわにする動作を繰り返したとのことです。

相手の生徒は恐怖を感じて、夜は安心して眠れず、その保護者は警察に通報しました、結果として、父親の行為は他人の行動をさえぎる違法行為に該当するとして、10日間の行政拘留の処罰が科せられました。

行政拘留とは、警察などが刑事裁判を行うまでの必要はないと判断した軽度の違法行為について科すことができる処罰です。科せられた側は不服であれば、改めて裁判に訴えて是非を問うことができます。この父親は行政拘束の処罰を不服として裁判所に告訴しましたが、却下されました。

同件が知られるようになると、多くの人が理解できないとして、論争が発生しました。子どもが学校でいじめられれば、保護者が何か言いたくなることは理にかなっています。しかし、保護者は子ども同士のトラブルを処理する際に方法を考えねばなりません。この父親が保護者の関係や学校を越えていじめを行った子どもを引き留めて説教したことは、誤解を招きやすい行為です。一方で、ネットユーザーからは「他人をいじめる時は思うままなのに、訓話された後に怖くて電気を消して寝ることさえできないのか? いじめが発生した際に、保護者は我慢して教師は軽く叱るだけで、警察に通報しても口頭で警告するだけだったら、いじめの風潮は止まるのだろうか」との意見も寄せられました。

学校のいじめは複雑な問題です。いったいどのように対応すれば、自らの正当な権利を守りつつ、法律の最低ラインに抵触しないことができるか。中国ではこの問題についての議論が続いています。(提供/CRI)

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