中国で自転車事故が相次ぐ、専門家が警鐘

中国で自転車事故が相次いでいます。写真は香港・大嶼山の事故現場。

香港の大嶼山で15日、中国内陸部の女性が自転車で走行中にバランスを崩して転倒し、反対方向から走行してきたバスに轢かれて死亡しました。

中国では近年、サイクリングが新たなトレンドとなりつつあります。また、シェア自転車や電動自転車などが、多くの人々の主要な交通手段となっています。しかし、最近、自転車に関する事故が相次ぎ、社会的な関心が高まっています。

今年6月、中国南西部の四川省成都市で、左手に携帯電話を持ったまま自転車で走行していた女性が、トンネルに入った際に転倒し、病院に運ばれた後に死亡しました。

また、8月には、河北省で父親と一緒に自転車で走行していた11歳の男児が、転倒したところを対向車に轢かれ、病院に搬送されましたが、まもなく死亡しました。この事故はネット上でも広く議論され、注目されました。

自転車走行中の不慮の事故を回避するために、専門家は以下の提案をしています。

1．走行中は必ずヘルメットを着用すること。

2．追いかけたり、競争したりしないこと。

3．片手で乗ったり、両手を離したり、他の車両につかまったりしないこと。これらは危険な違法行為です。

4．違法に人を乗せないこと。

5．年齢制限（自転車は12歳以上、電動自転車は16歳以上）を守ること。

6．走行に集中すること。携帯電話を使ったり、動画を見たり、音楽を聴いたりするような、注意力を分散させる行為はしないこと。（提供/CRI）