銭塘江をめぐる科学調査、独特の「矩形状大海嘯」発見―中国
Record China / 2024年9月20日 15時30分
海寧市の新倉村で新たに「矩形状大海嘯」が観測されました。
中国浙江省海寧市黄湾鎮で18日午前、2024年「銭塘江涌潮(杭州湾に注ぐ銭塘江で激しい干満の差により、毎年、中秋の3日後に大逆流が発生する海嘯現象)」科学調査記者会見が開催され、「2024年銭塘江涌潮科学調査報告」が発表されました。
今年7月下旬から、100人余りの科学調査員が銭塘江の江畔に集まり、13グループに分かれて「銭塘江の潮流状態の観測と研究」、「銭塘江支流の潮流形態の探求」などについて、40日間にわたって再度の科学調査研究活動を行いました。
今回の調査で、海寧市の新倉村で新たに「矩形状大海嘯」が観測されました。この「矩陣潮」はその独特な形態により、これまでに観測されていた「一線潮(一の字)」、「交差潮(クロス)」、「回頭潮(折り返し)」、「魚鱗潮(うろこ)」、「対撞潮(衝突)」、「二度潮(追い越し)」、「兜潮(包囲)」、「波紋潮」の八大「潮型」に続く、9番目の独特な「潮型」と確認されました。
このほか、今年は科学調査員が初めてドローンを駆使して銭塘江の上下流100キロ余りの範囲内に90個の観測ブイを投入しました。ブイにはリアルタイムで位置を測定できるチップが装着されています。
浙江省水利河口研究院副院長で涌潮科学調査首席専門家の曽剣氏は「われわれは大海嘯の発生で粒子がどのように運動するかを研究したいと考えている。ブイが移動する軌跡は投入するポイントによって大きく異なり、ブイは上流と下流の間を40キロから80キロ移動し、重ね合わせると移動距離は100キロ以上に達する場合もあるため、海嘯現象が発生している期間中の水流の動きに対する認識を高めることもできる」と述べました。(提供/CRI)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
干潮後の銭塘江に現れた「潮汐樹」の景観―中国
Record China / 2024年9月25日 22時30分
-
富山大、地震発生前に生じる地殻変動に伴う電磁気現象の観測に成功
マイナビニュース / 2024年9月17日 19時41分
-
銭塘江の川面に羽毛のような模様が出現―中国
Record China / 2024年9月11日 21時30分
-
熊本県立宇土高等学校科学部地学班が「不知火」現象の調査・研究のためのクラウドファンディングが目標金額を達成 ~募集中は【9月30日(月)まで】~
PR TIMES / 2024年9月11日 18時45分
-
浙江省寧波市で新しい遺跡発見、殷周から明清までの遺物が出土―中国
Record China / 2024年9月3日 14時30分
ランキング
-
1中国大使「深圳の事件、冷静に対処する」 都内で中国建国75年レセプション
産経ニュース / 2024年9月26日 19時23分
-
2中国、海自艦の台湾海峡通過めぐり「政治的な意図を警戒」 中国外務省報道官が表明
産経ニュース / 2024年9月26日 17時36分
-
3香港ネットメディア前編集長に禁錮1年9月…報道を「扇動」と判断、香港返還後で初
読売新聞 / 2024年9月26日 23時45分
-
4ウクライナに1兆円超支援 米、来月独で首脳会合主催
共同通信 / 2024年9月26日 22時47分
-
5イスラエル、レバノン市民に電話で退避警告 国営通信社
AFPBB News / 2024年9月23日 18時31分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください