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世界の新造船舶の90%を受注、ハイエンド市場開拓を加速する中国の造船業

Record China / 2024年9月24日 12時30分

中国船舶集団の業績を見ると、上半期、新たに受注したグリーンな船舶が占める割合が50%以上となっている。また、ミドルレンジ・ハイエンドの船が占める割合は70%以上となっている。その傘下にある江南造船と滬東中華、外高橋造船の3社が建造し、引き渡した船舶は38隻、手持ち工事量は65隻、ミドルレンジ・ハイエンドの船舶が占める割合は90%以上だった。

世界の端から中心に至るまで、中国の造船業はハイエンド市場の開拓を加速化させている。

LNGタンカーは氷点下163度という極低温を維持して液化天然ガスを輸送することできる世界で最も建造が難しい船のタイプの一つで、造船業界では「王冠に輝く宝石」と言われている。

中国船舶集団傘下の滬東中華は9日、カタールエナジーと世界最大となる27万1000立方メートルの超大型LNGタンカー6隻を建造することで合意した。これにより、カタールエナジーが滬東中華に発注したLNGタンカーは36隻となった。積載量を基準に計算すると、滬東中華のLNGタンカーの受注数が初めて世界トップとなった。

これは研究開発と設計能力、産業チェーンの水準が高まっている中国の造船業界の縮図と言える。中国ではすでに滬東中華や大船重工、江南造船、招商海門、江蘇揚子江船業をメインとする大型LNGタンカー建造企業クラスターが形成されている。

中国造船工学学会の王俊利(ワン・ジュンリー)秘書長は、「技術水準がさらに高まり、さらに短期間で建造して引き渡しできるようになっていることで、競争力が大幅に高まっている。中国の船舶の研究開発と設計能力は大幅に高まっており、世界で主力となっている全てのタイプの船舶を受注する能力をすでに備えており、独自でコントロールが可能な整った産業チェーンを有し、船舶建造の効率が安定して高まっている」とした。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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