中国の高水準国際学術論文数と国際論文被引用数が世界1位を維持―国営メディア
Record China / 2024年9月29日 10時0分
中国はさまざまな分野の高水準の国際学術論文数と国際論文被引用数が引き続き世界1位を維持。世界的に影響力が高い学術誌に掲載された論文数の27.7%が中国の論文だった。写真は論文。
中国はさまざまな分野の高水準の国際学術論文数と国際論文被引用数が引き続き世界1位を維持した、と中国国営メディアが報じた。世界的に影響力が高い学術誌に掲載された論文数の27.7%が中国の論文だった。
各分野で影響力の最も高い学術誌は、その分野における世界トップの権威ある学術誌とされる。中国国営テレビ局(CGTN)が紹介した中国科学技術情報研究所(ISTIC)の「2024年中国科学技術論文統計報告」によると、178の分野における影響力の高い学術誌は23年、161種(学際科学誌を含む)あり、これら世界トップの学術誌に掲載された論文数は5万1440本で、うち1万4227本は中国の論文。全体の27.7%を占め、世界1位に輝いた。
「サイエンス」「ネイチャー」「セル」は国際的に認められた三つの世界トップ学術誌。23年に3誌に掲載された論文数は5907本で、うち395本は中国の論文で、22年の第4位から第2位に躍進した。
また、今年7月時点で、中国のホットペーパー(発表後直ちに注目を集めて急速かつ大量に引用される論文。過去 2 年間に発表され、しかも最近2 カ月に引用された回数が各分野の上位0.1%に入る論文)の数は2071本で、世界全体の48.4%を占め、引き続き1位をキープした。
さらに中国の高被引用論文(10年以上にわたり、特定出版年・特定分野における世界の全論文のうち引用された回数が各分野の上位1%に入る論文)の数は6万5700本で、世界全体の33.8%となり、米国(7万6500本で世界全体の39.3%)に次いで世界2位となった。
一方、ここ10年の最新統計データによると、中国の科学技術者が発表した国際論文の平均被引用回数は、1本当たり16.20回で、初めて世界の平均レベルの15.76回を上回った。うち材料科学、工程技術、化学、環境と生態学、コンピューター科学、農業科学、数学の7分野において、論文の被引用回数が世界1位だった。
中国科学技術論文統計報告によると、23年に発表された国際共著論文は、中国の論文総数の20.4%を占めた。うち中国の著者が第一著者の国際共著論文は全体の73.8%に達した。共著者のパートナーは177の国・地域に及び、米国、英国、オーストラリア、カナダ、ドイツ、日本が上位6位だった。(編集/日向)
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