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上海の独居高齢女性、骨董品詐欺で価値820万円のコレクションを2億円弱で購入

Record China / 2024年9月27日 12時20分

上海の独居高齢女性、骨董品詐欺で価値820万円のコレクションを2億円弱で購入

上海在住の80代の高齢女性が約1億8500万円で購入した1000点以上の骨董品が、先ごろ海外から帰国した娘により、すべて偽物だと判明されました。

上海在住の80代の高齢女性、李さんが900万元(約1億8500万円)で購入した1000点以上の骨董品が、先ごろ海外から帰国した娘により、すべて偽物だと判明されました。

12年前、上海で開催された骨董展覧会で、当時70代の李さんは骨董品ディーラーの王傑さんと知り合いました。電話番号を交換し、中国のSNS「微信(ウィーチャット/WeChat)」を追加した後、李さんはよく王さんと骨董品収集について意見を交換し、王さんがブレスレットや玉石などの骨董品を勧めると、李さんは時々購入し、2020年9月まで李さんはもっと価値のあるコレクションを手に入れようと考えていました。

娘は長年海外に住んでいるため、李さんは普段一人暮らしをしています。王さんは長距離にも関わらず、多くの磁器のコレクションを持って、わざわざマイカーで北京から上海にある李さんの自宅を訪問し、これらの磁器の由来、歴史、コレクションの価値について詳しく紹介することもありました。李さんは毎回その中からたくさんのものを購入しました。

わずか9カ月の間に、李さんは約900万元を費やして王さんから1000点余りの骨董品を購入しました。その中で最も高価なものは約20万元(約410万円)の磁器でした。

2021年6月、李さんの娘が海外から帰国したところ、磁器や玉などの骨董品が「山のように積まれている」ことを目の当たりにしました。不審に思った娘は、いわゆるコレクションの一部をひそかに持ち出し鑑定に送りました。鑑定の結果、例外なくどれもが「現代の工芸品にすぎない」と分かりました。

2021年7月、娘は上海閔行警察局に通報して助けを求めました。2023年末になって、1000点余りの「骨董品」はいずれも「偽物」であるという鑑定結果が出ました。その時、李さんはようやく自分が騙されたことに気づき、SNSで王さんとのチャット記録を警察に渡しました。

今年5月10日、現地警察の協力の下、王さんは詐欺容疑により北京で逮捕されました。また鑑定では、王さんが李さんに売却したすべての「骨董品」の市場価格は約40万元(約820万円)だったことも分かりました。王さんが詐取した約900万元は、現在すべて李さんに返還されたということです。(提供/CRI)

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