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観光客が押し寄せた黄山、ホテル取れず公衆トイレで夜を明かす人も―中国

Record China / 2024年10月4日 22時0分

観光客が押し寄せた黄山、ホテル取れず公衆トイレで夜を明かす人も―中国

3日、澎湃新聞は、国慶節の連休で賑わう安徽省の黄山風景区で、宿泊施設を予約できなかった多くの観光客が公衆トイレの床で一夜を明かす現象が起きていると報じた。

2024年10月3日、中国メディアの澎湃新聞は、国慶節の連休で賑わう安徽省の黄山風景区で、宿泊施設を予約できなかった多くの観光客が公衆トイレの床で一夜を明かす現象が起きていると報じた。

1日に始まった国慶節の連休中、黄山風景区には多くの観光客が訪れており、今月1〜2日に合計で約5万8000人の観光客が訪れたと紹介した上で、多くのネットユーザーが「黄山風景区で多くの観光客がトイレやレストランの床などで宿泊している」と書き込み、実際にトイレやレストランで一夜を明かしたと見られる人からは「外はとても寒く身震いするほどで、屋内に入って休むしかなかった。トイレはすぐにいっぱいになった」「テントなんてないし、寝袋を持っていくことも考えなかった旅行はやっぱり計画が大事だ」などといった声が寄せられたと伝えた。

また、昨年のメーデー連休中にも一部のネットユーザーが「黄山で多くの観光客がトイレに泊まっている」という動画を投稿し注目を集めたと指摘。動画では多くの人がトイレで座ったり横になったりしており、毛布をかけている人もいれば、薄着姿で床に座っている人も見られたとしたほか、現場には「どうしてもトイレで夜を過ごす場合は、公共の秩序を守り、他人のトイレ利用に影響を与えないように」という音声アナウンスが流れていたと紹介した。


記事は、黄山風景区のホテルを予約サイトで検索したところ、どこも満室になっていることを紹介。風景区の職員が3日に「このような行為は推奨できず、宿泊施設の予約ができなければ訪れないでほしい。関連規定では風景区の開放時間終了後はホテルの宿泊客を除き、すべての観光客は下山しなければならないことになっている」と述べる一方で「人道的な配慮から、基本的なサービスは提供する」とし、配慮を示したことを伝えている。


この件について中国のネットユーザーは、「祝日の旅行でわざわざ苦労しに行くなんて」「こんなになるなら連休中に黄山なんて行かなきゃいいのに」「家で寝てるほうがよっぽど幸せじゃないか」「観光地の臭い公衆トイレで一晩過ごせること自体が考えられない」「ホテルに泊まるお金のないやつは行くな」「黄山観光の思い出はきっと、美しい風景ではなくてトイレで一夜を過ごしたという体験ばかりが残るだろうな。こんな質の低い旅行は、自分を傷つけるだけだ」といった感想を残した。(編集・翻訳/川尻)

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