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日本と中国がカンボジアで影響力争い、インフラ建設などで進出―香港誌

Record China / 2024年10月8日 5時0分

カンボジアはインフラ建設の面で、中国の支援に依存してきた。例えばシアヌークビル港と首都のプノンペンを結ぶ高速道路や運河の建設も中国側が手掛けた。日本はかつて、カンボジアにとって最大の援助国だったが、近年では中国に取って代わられた。しかしカンボジアの高官は、中国以外にも将来の経済成長には日本や西側諸国からの投資が必要との見方を示した。

プノンペン王立大学東南アジア研究センターのチャハイ・リム客員研究員は発表した文章で、外国では「カンボジアは中国の付属国」であるように見なされているが、カンボジアは米中の対抗のなかで自由な動きを求める小国であり、そのことによって日本などの第三国との互恵とウィンウィンを実現する必要があり、日本が善意を示し、カンボジア政府が日本に対してカンボジアにおける存在を保証し続ける限り、日本政府はカンボジアの多元化戦略において重要な役割を果たすべきと主張した。すなわち、カンボジアに取って日本との提携強化は、中国への過度な依存を減らせるという「好都合」な面がある。

一方で、東京大学の川島真教授はこのほどシンガポールのウェブサイトである「シンク・チャイナ」を通じて発表した文章で、「日本とカンボジアの関係は過去数十年にわたり発展してきたが、安全保障や経済分野において資源や支援を提供する面で、米国や中国に匹敵するにはまだ道のりがある」と論じた。(翻訳・編集/如月隼人)

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