病院の救急外来にEVが突っ込む＝「まさかそのまま入ってくるとは」―中国

7日、香港メディア・香港01は、浙江省寧波市で電気自動車（EV）が病院の救急病棟に突っ込む事故が発生したと報じた。

2024年10月7日、香港メディア・香港01は、浙江省寧波市で電気自動車（EV）が病院の救急病棟に突っ込む事故が発生したと報じた。

記事によると、中国のネット上で7日、1台のEVが同市内にある病院の救急病棟に突っ込む動画が拡散して注目を集めた。動画では、黒いEVが病棟内の奥まで突っ込んで止まっており、車の通り道には破壊されたゲートや粉々に砕け散ったガラスなどが散乱している様子が見て取れる。また、動画からは車が救急病棟の歩道ゲートを突き破って病棟内に進入したことがうかがえる。

事故が発生した同市鎮海区中医医院の関係者は「事故は先日起きた。運転手が操作を誤って病棟に突っ込んだ。入口に設置されていた車止めの緩衝作用が働いたこともあり、車が病棟に突っ込んだものの巻き込まれた人も負傷者もいなかった」と語るとともに、事故による診療への影響はなく通常診療を行っていると明かした。

この事故について、中国のネットユーザーからは「このやり方で、本当に緊急な患者の搬送問題が解決するな」「近所の病院では救急病棟の前に自動車を止めてはいけないことになっている。地域によって違うのかな」「突っ込んだ割には車がそこまで大破していない。どこのブランドの車だろう」「真っ先に思ったのは、賠償額がどれぐらいになるのかということ」「救急診療室もまさか車がそのまま入ってくるとは思わなかっただろう」「これは特級救急診療なのか」といった感想が寄せられた。（編集・翻訳/川尻）