日本人は睡眠時間が短いのになぜ長寿なのか―華字メディア
Record China / 2024年10月14日 5時0分
日本華僑報網は「日本人はどうして睡眠不足なのに長寿なのか」と題した文章を掲載した。
華字メディアの日本華僑報網は「日本人はどうして睡眠不足なのに長寿なのか」と題した文章を掲載した。
文章は、アジア諸国の睡眠時間は欧米諸国より短い傾向にあり、特に日本は短いと紹介。欧米先進国の平均睡眠時間が約7〜8時間であるのに対し、日本の平均睡眠時間は6時間18分だったと伝えた。
また、日本は「夜ふかし大国」という必ずしもありがたくない異名も付けられていると指摘。夜ふかしの一般化は経済や社会が最適化されていない状態の表れであり、社会が必要とする利益が通常の就業時間では生み出しきれず、睡眠時間を削って生み出しているのだとした上で、東京で働くあるサラリーマンは毎日仕事から帰宅後に夜ふかしして統計や機械の知識を勉強していることを明かし、「周りに遅れを取らず、企業や組織が必要とする人材になるためには、睡眠は後回しにしてもいい」と語ったこことを紹介している。
そして、日本人の労働倫理、儒教文化、高い労働への期待といった文化的要因の影響を受け、日本では余暇を利用して専門技術を向上させなければならない風潮があるとし、「これは労働者の睡眠時間を犠牲にするものであり、健全なシステムとは言い難い。サービス品質を低下させることなく労働者の睡眠時間を確保する方法は、日本政府にとって大きな課題となっている」と論じた。
さらに、夜更かしを日常化させている大きな背景にはスマートフォンの普及もあると紹介。NTTドコモのモバイル社会研究所が実施した「2022年スマートフォンユーザー行動調査」では、スマートフォンの利用によって睡眠時間を削った経験が「ある」「少しある」と答えた人の割合が若年層で73%に上り、中年層でも38%に達したと伝えている。
文章は「興味深いことに、日本人は睡眠時間が最も短いにもかかわらず、2023年の世界保健機関のデータでは日本人の平均寿命は世界一の84.3歳である」とした上で、実際、人間の健康は睡眠だけで決まるものではなく、栄養や運動などの生活習慣や、収入、医療制度、社会保障などの社会的な要因も影響すると指摘。睡眠時間こそ世界平均より短いものの、全体的に見ると日本人の健康は十分に守られているのだと結論付けた。(編集・翻訳/川尻)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「早寝早起きは体にいい」は間違っている…医師「朝型と夜型のどっちがいいか」の最終結論
プレジデントオンライン / 2024年10月9日 15時15分
-
日本人は運動嫌いなのになぜ長寿?―中国メディア
Record China / 2024年10月7日 5時30分
-
日本の睡眠にパラダイムシフトを起こす「睡眠美容事業」をスタート。快適な眠りをサポートする、水分子極小化トリートメントを提案。
PR TIMES / 2024年9月30日 12時15分
-
日本ではどのくらいの年収でいい暮らしができるのか―華字メディア
Record China / 2024年9月28日 19時0分
-
《都道府県別!幸せ度ランキング》電気代、家事時間、うつ病患者数、あなたの地域は何位?
週刊女性PRIME / 2024年9月27日 11時0分
ランキング
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください