中国の国慶節7連休、「アダプティブ充電式旅行」や県域旅行が人気に
Record China / 2024年10月10日 11時40分
中国の国慶節7連休は「アダプティブ充電式旅行」や県域旅行が人気だった。
1日から7日までが国慶節(建国記念日、10月1日)に合わせた7連休となった中国。各旅行サイトが7日に発表したデータによると、メーデーに合わせた5連休や端午節(端午の節句、今年は6月10日)に合わせた3連休に比べて、国慶節の7連休は旅行のコストパフォーマンスが今年最も高い法定の祝祭日となり、観光消費が活況を呈した。
7連休中、観光市場は「通常モード」に戻った特徴が非常に目立った。そして、できるだけ多くの観光スポットを巡ることを目的とした「特種兵式旅游(特殊部隊式旅行)」を通して「急速充電」することは追求せず、思うがままに、リラックスして「アダプティブ充電」できる旅行を好む観光客が増え、旅行先にとどまる時間が目に見えて長くなった。観光客は快適なペースで旅行を楽しんだようだ。
4日午後、山東省青島市の景勝地・小麦島景勝地は大勢の観光客でにぎわいを見せた。子供と高齢者を含む家族総出で遊びに来ていた地元住民の殷娜さんは、「多くの人でごった返しているのを見て、中には入らずに、座る場所を探して、海を眺めた。海面を照らしながら沈んでいく夕日はとてもロマンチック。ペースを落として遊ぶと、リラックスできる。これこそが旅の意義」とした。
美団や携程、馬蜂窩といった旅行サイトが発表した7連休中の報告によると、多くの観光客が先を争って急ぐことはなく、ノープランで、混雑する場所は避け、観光スポットには行かない「アダプティブ充電式」の旅行を楽しみ、ドライブ旅行やヒーリング旅行、ホカンスといった旅行スタイルが人気となった。
北京市や上海市、成都市、西安市といった人気観光都市のほか、のんびりと過ごせる県域の小さな都市も観光客でにぎわった。7連休中、県域の小さな都市の旅行人気が高まり続け、多くの県の行政中心地の文化旅行予約数などが倍増した。美団のプラットフォームを見ると、広西チワン族自治区桂林市陽朔県、広東省恵州市恵東県と汕頭市南澳県、福建省福州市平潭県と漳州市東山県といった県域の民泊施設の人気度が上位に入っている。また、馬蜂窩のプラットフォームを見ると、江西省婺源県、江蘇省宜興市、広東省仏山市順徳区、吉林省延吉市、雲南省騰衝市が宝のように価値のある小さな都市トップ5にランク入りした。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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