BMWとベンツ、中国市場で販売台数が大幅減―独メディア
Record China / 2024年10月12日 6時0分
10日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、ドイツの大手自動車メーカーBMWとメルセデス・ベンツがそれぞれ中国市場での販売台数が大幅に減少したと報じた。
2024年10月10日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、ドイツの大手自動車メーカーBMWとメルセデス・ベンツがそれぞれ中国市場での販売台数が大幅に減少したと報じた。
記事は、BMWの今年7〜9月の中国市場における納車台数は前年同期比約30%減の14万8000台、ベンツも同13%減の約17万台になったと紹介。世界の他地域の市場に比べて顕著に業績が悪化しており、両ブランドにとって最も重要である中国市場の販売が疲弊していると評した。
そして、ベンツの関係者が中国市場について「全体的な需要が減少している。特に高級ブランドの需要低下が目立つ。また、電気自動車(EV)の価格下落が続いていることも中国での販売に影響した」と分析していることを紹介するとともに、中国での業績悪化に伴ってベンツが今年に入ってすでに2度にわたり利益が大幅に減少する可能性があるとの情報を発信していることを伝えた。
記事は、中国の自動車市場全体がここ数か月縮小を続けている一方で、中国政府による購入奨励措置によってEVに関しては逆に活況を呈していると紹介。ドイツブランドはこの状況から利益を得ることができていないとし、その原因が「中国のライバルによってより低価格で燃費が良く、経済的なモデルが提供されているからだ」と指摘した。
その上で、世界のEV大手BYD(中国)の9月におけるEVとハイブリッド車の合計販売台数が前年同期比45%増で41万8000台に達したほか、テスラ(米国)も9月の中国での販売台数が同66%増の7万2000台となったことを発表したと紹介。一方で、化石燃料車メーカーの上海汽車は9月の販売台数が前年同時期から30%以上減少したと伝えている。(編集・翻訳/川尻)
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