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特許が世界の42%を占める、中国の5Gが加速

Record China / 2024年10月14日 6時0分

特許が世界の42%を占める、中国の5Gが加速

中国の5G基地局総数は404万2000カ所に達した。

国慶節(建国記念日、10月1日)連休に、北京市の劉さん一家は飛行機で新疆ウイグル自治区アクス市を訪れ、現地のグルメを堪能しただけでなく、「峡谷の王」と呼ばれる天山托木爾大峡谷の紅崖赤壁とさまざまな形をした岩峰や石柱を眺めて深く感動した。劉さんは北京で留守をしている母親にビデオ中継で現地の様子を伝えた。

劉さんは「こんな人里離れた峡谷にも5G信号が届いているとは思わなかった」と話しながら、自ら撮影した岩峰上部にある5G基地局の写真を見せてくれた。

中国工業・情報化部がまとめた最新のデータによると、今年8月末現在、中国の5G基地局総数は404万2000カ所に達し、中国は「すべての県でギガビット級光ファイバーが開通」と「すべての郷で5Gが開通」を実現した。5G移動電話ユーザーは9億6600万人に達し、移動電話ユーザー全体の54.3%を占めた。

カバー範囲の広さの背後には強力な技術的支えがある。中国では5Gの商用化がスタートしてからの5年余りにわたり、世界最大規模で技術もトップクラスの5Gネットワークが構築され、5G関連特許は世界の42%を占めて世界一となった。5Gは中国の経済・社会・生活に深く融合して、実体経済がデジタル化、ネットワーク化、スマート化のトランスフォーメーションの加速を推進している。

需給両サイドが共に力を発揮し、政策と市場の両方に力を入れ、中国の5Gネットワーク建設応用が世界をリードするよう効果的にサポートしている。

供給サイドを見ると、一方で、5Gネットワークは適切に先取りして建設するとの原則を堅持し、5Gネットワークによるカバーの明確なタイムテーブルを作成した。5年余りで、各地・各当局が発行した各種支援政策の文書は1000件を超えた。チョモランマ(エベレスト)の標高6500メートル前進キャンプから新疆タリム盆地の深さ1万メートルの油ガス井まで、海南省三沙市の永興島から青蔵高原(チベット高原)の三江源(長江、黄河、瀾滄江<メコン川>の源流域)まで、中国はすべての地級市(省と県の中間にある行政単位)と県の行政中心地の都市エリアで5Gネットワークのカバーを実現した。

他方で、5Gネットワークの建設コストを引き下げ、通信キャリアの積極性をかき立てるため、中国は5G基地局の共同建設・共有を大きく推進している。激しい市場競争を繰り広げる4大キャリアの中国電信(チャイナ・テレコム)、中国聯通(チャイナ・ユニコム)、中国移動(チャイナ・モバイル)、中国広電(チャイナ・ブロードネット)だが、5Gネット建設では相次いでタッグを組んだ。一方、10年前に設立された電気通信会社の中国鉄塔(チャイナ・タワー)は、より一層、資源の共有を深化させ、建設の重複を減らし、5G通信ネットワークの経済的で効率的な計画配置で重要な役割を果たしている。統計によると、今年8月末現在、新たに建設された通信用鉄塔の共有率は以前の14.3%から85.8%へと大幅に上昇した。これは新たに建設する鉄塔を112万4000基減らし、土地を約4333ヘクタール節約し、産業投資を2085億元(約4兆1700億円)以上節約したことに相当する。

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