台湾に進出した日本のラーメン店、「チャーシューが生?」と物議―台湾メディア
Record China / 2024年10月16日 11時0分
台湾に進出した日本のラーメン店のチャーシューが現地で物議を醸しているようだ。資料写真。
台湾に進出した日本のラーメン店のチャーシューが現地で物議を醸しているようだ。民視新聞台やTVBS新聞網、華視など、複数の大手台湾メディアが報じた。
報道によると、名古屋発のラーメン店がこのほど台湾高雄市のデパート内に出店したが、ラーメンの具材のチャーシューについて一部の客から「赤みがかっており、生ではないか」との不安の声が出た。
SNS上では「長い行列ができていたラーメン店。こんなに生っぽいなのに、みんな食べる勇気ある?」とチャーシューの写真がアップされ、「これは火が通っていない」「寄生虫が心配」「日本でなら食べられるけど、台湾では食べる勇気ないな」などのコメントが寄せられた。
写真を投稿した林(リン)さんは「日本(の同店)で食べた時も生に近いような状態だったが、(高雄市の店で出されたものは)ちょっと生すぎるんじゃないかと思った。店側が自信を持って出したものか、それともミスなのかは分からないから」と語った。林さんは結局食べたといい、「食感は良かった。味も問題なかった」と話した。
物議を醸したことを受け、同店の日本人責任者が囲み取材に対応。台湾大手メディア7~8社の記者が集まる中、責任者は「こちらは日本の特殊製法、低温調理によって作っている低温熟成チャーシューです。低温で2時間半以上火入れをすることで、赤みは残っているが中までしっかり火は通っています」と説明した。
来店していた客は「ラーメンを運んできた時に『低温調理しています』と説明された。味はとてもおいしい。生っぽいにおいもしない」と話し、別の客も「生ではなく火は通っている。薫製のような香りがする」と語った。
一方、ある市民からは「低温調理の物は食べたことがある。おいしくて生っぽい味もしなかった。日本は鮮度がしっかりしているので、日本でならもちろん心配なく食べられるが、台湾で外の看板に何の説明もなく、(店の)中にもなかったら、それは食べる勇気はない」との声が上がったという。
民視新聞台は高雄餐旅大学の程玉潔副教授の話として、「低温による長時間調理で肉を熟成させる方法は、真空低温調理法のようなもので、肉をより柔らかくジューシーにすることができる。米国農務省(USDA)は2011年、豚肉を63度で3分間加熱すれば衛生基準を満たすと発表していた」と解説した。
台湾メディアによると、店側は食習慣の違いによる誤解を避けるため、メニューで詳しく説明するとともに、しっかりと火を通したタイプのチャーシューも作り、客が選択できるようにするとしている。(翻訳・編集/北田)
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