ビーチで日本風衣装を着て写真撮影の女性がののしられる、「愛国と無関係」の反論に支持の声も―中国

中国海南省三亜のビーチで写真撮影をしていた女性が日本風衣装を着ていたことを巡り、他の男性客と口論になるということがあった。

香港メディアの香港01によると、中国海南省三亜のビーチで写真撮影をしていた女性が日本風衣装を着ていたことを巡り、他の男性客と口論になるということがあった。

ネット上に投稿された動画によると、警察官が仲裁に入る中、女性が「私が着ているものと私が愛国的であるかどうかにどんな関係があるの」と言うと、男性は「俺たちに言わせれば（日本風衣装を着ているのが）間違っている」と応じた。

また、少し離れた場所で拡声器を持った別の男性が女性の方に向かって「撮影しているあいつは日本人かそれとも中国人か。中国人がここで日本風衣装を着ている？」という中国語に続けて「バカヤロー」と片言の日本語でののしる様子を収めた動画もネット上に投稿された。

これらの動画を見た人からは「日本風衣装を着るのが駄目なら、日本料理を食べるのも、日本語を学ぶのも、日本の映画やドラマを見るのも駄目ということ？日本の衣装や文化が好きでも全く問題ないと思う」「何こいつ、着ているものにまで口出しするなんて」「ここは普通のビーチだろ。特殊な日や敏感な場所じゃないんだし」などと女性を支持する声が大多数だった。

一方で、「何がなんでも日本風衣装を着なければいけないの？」「とにかく駄目なものは駄目」という声もあったという。（翻訳・編集/柳川）