中古で購入したテスラ車のバッテリーに損傷の疑い、牛に引かせて訴えた購入者の行為が物議―中国

中国でこのほど、中古で購入したテスラ車のバッテリーに損傷の疑いがあり、購入先やメーカーに相談してもらちが明かなかったため、牛に引かせて自身の権利擁護を訴えた購入者の行為が物議を醸している。

中国メディアの快科技によると、中国でこのほど、9万9000元（約208万円）で購入した中古のテスラ車がバッテリー損傷の疑いで充電できず、購入先の中古車売買サイトとテスラのカスタマーサポートに相談してもらちが明かなかったことから、購入者がドアにスプレーで「詐欺」などの文字を書いたテスラ車を牛に引かせて自身の権利擁護を訴えるということがあった。

その様子を映した動画がネット上に投稿されると、購入者の行為を支持する声のほか、「9万9000元で中古のテスラ車が買えるの？」と驚きを示す声や、「この車は環境に優しいね。5キログラムの草で100キロメートル走れる」と面白がる声も寄せられた。

記事は、9万9000元で中古のテスラ車が買えるのかという声について、中国現地生産の「モデル3」は4年落ちのものもあり、中古車売買サイトでは10万元を切っていると伝えた。（翻訳・編集/柳川）