新しい職種では100万人の人材不足―中国
Record China / 2024年10月23日 17時20分
中国では新しい職種で100万人の人材が不足しています。
中国の多くの地域では最近、秋の求人がスタートしました。南部の広東省深センでは、新技術、新産業、新業態、新モデルに代表される分野での求人需要が増加し、明らかな雇用拡大につながっています。
新卒の王浩博さんは、大学で地理情報システムを専攻しました。ここ数年、三次元可視化技術(直接目に見えないものを目で見て分かりやすい形に表現する技術)が急速に発展し、測量・製図、地理情報、緊急安全保障、ゲームや文化観光、インテリジェント製造、メタバースなどの分野で広く応用されていることから、就職の選択肢が増えた王さんは最終的に三次元空間コンピューティングという新興業界を選びました。
ある三次元知能空間コンピューティング会社の人事部責任者、陳東佳さんによると、現在、会社ではアルゴリズムや、ソフト・ハードウェア開発など多くの研究開発部門で募集を行っており、テスト職も多いとのことです。
また、中国では低空域経済の盛んな発展に伴って、ドローン操縦士という新たな職種も生まれました。関係部門の試算によると、現在、中国ではドローンを操縦する人材の不足が100万人に達しています。かつてデリバリーの仕事をしていた羅錫坤さんはドローン操縦士に応募して訓練を受け、ドローンの操縦士になるとともにドローン配送航路18コースの試験開発に参加しました。
ここ数年、中国で急速に発展したスマートカーは新たに多くの職業も生み出しました。人力資源社会保障部が最近新たに発表した19の新職業の一つとして、スマートコネクテッドカー試験員が登場し、主に継続的に試験を行う中でスマートカーシステムの問題点を見つけ出すとともに、研究開発職と協力して問題点の修復を支援し、最終的に車両が量産化され、市場に出るのを支援しています。業界関係者によると、今後、スマートコネクテッドカー試験員に対する需要は10万人以上に達するだろうとのことです。
深センでは現在、新たな質の生産力に見合った雇用促進メカニズムの構築を積極的に模索しており、今年初めて、新技術、新産業、新業態、新モデルなどの「四新経済」と政府の投資プロジェクトにより新たに生み出される雇用を3万件以上とすることを、政府活動の重要な内容として組み入れました。上記の分野では現在までに、既に新規雇用が4万件近く増加しているということです。(提供/CRI)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ドローン操縦士が引っ張りだこに、月給60万円も―中国
Record China / 2024年10月30日 7時30分
-
北京の自動運転モデルエリア、3000平方キロメートルに拡大へ―中国
Record China / 2024年10月23日 16時30分
-
中国はスマートコネクテッドカーに関する国際協力を拡大
Record China / 2024年10月20日 9時30分
-
2024世界スマートコネクテッドカー大会、北京で開催
Record China / 2024年10月18日 19時20分
-
中国の新職業、荷物をよりスピーディーに配送するドローン操縦士
Record China / 2024年10月13日 13時30分
ランキング
-
1船井電機「給料払えません。即時解雇です」 社員が気づけなかった「3つ」の危険信号
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年10月30日 7時10分
-
2【速報】NHK子会社で社員が経費200万円以上を私的に不正利用、掃除機など購入 7年間で70件繰り返す
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年10月30日 15時55分
-
3なぜ今「昭和の町中華」が若者に人気なのか…「ミシュラン掲載ラーメン店」増加のウラで起きている意外な動き
プレジデントオンライン / 2024年10月30日 8時15分
-
4「サブウェイ」なぜワタミに?利点3つ考えてみた 「オーダーが難しい」問題は改善できるのか
東洋経済オンライン / 2024年10月30日 14時0分
-
5最低賃金1500円へ協議開始 政府経済対策、慎重論にも配慮
共同通信 / 2024年10月30日 19時49分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください