「北朝鮮が金正恩氏暗殺を意識し警護レベル引き上げ」国家情報院の報告に、韓国ネット「権力暗闘の序幕」

29日、韓国・中央日報によると、韓国の国家情報院が国会情報委員会の国政監査で「北朝鮮は最近、金正恩朝鮮労働党総書記の暗殺の可能性を意識し、警護のレベルを引き上げた」と報告した。写真は金総書記。

2024年10月29日、韓国・中央日報によると、韓国の情報機関、国家情報院（国情院）が国会情報委員会の国政監査で「北朝鮮は最近、金正恩（キム・ジョンウン）朝鮮労働党総書記の暗殺の可能性を意識し、警護のレベルを引き上げた」と報告した。

国情院によると、今年の金総書記の公開活動は現時点で昨年比60％以上増加している。暗殺を警戒し、ドローン装備の導入を進めるなどしているという。

また、金総書記の娘ジュエ氏に関して、金総書記の妹、金与正（キム・ヨジョン）党副部長の案内や崔善姫（チェ・ソンヒ）外相の補佐を受けていること、ロシア大使と談笑する場面や金総書記とジュエ氏が一緒にいる写真が公開されていることから、「地位が一部格上げされたとみられる」「確固たる地位が感知される」と報告したという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「暗殺されると思う」「北朝鮮内部、それも最側近の中から、金総書記の首を取る人間が現れると思う」「金総書記が死んだら妹がクーデターを起こして娘を引きずり下ろす、に1票」「その前に妹がいなくなるかも」「北朝鮮権力暗闘の序幕」「妹と娘、どちらも女性だから権力継承がうまくいかないのでは。それを機に政権が崩壊するといい」などのコメントが寄せられている。（翻訳・編集/麻江）