中国人の月面着陸が2030年までに実現へ、全面的に推進中

中国は2030年までに月面着陸を実現するという目標に照準を合わせ、開発・建設作業を推進中だ。

有人宇宙船「神舟19号」有人飛行ミッション記者会見が29日午前、酒泉衛星発射センターで開かれた。スポークスマンは「2030年までに中国人の月面着陸を実現するという目標に照準を合わせ、各種開発・建設作業を全面的に推進中だ。現在は計画に基づき、キャリアロケット『長征10号』、有人宇宙船『夢舟』、月面着陸機『攬月』、月面着陸宇宙服、有人月面車などの初品サンプルの生産と関連地上試験を実施中だ」と述べた。

また、「宇宙船総合空中投下、着陸機2モジュール分離、ロケットコア機体第1段3基動力システム試運転、YF-75水素・酸素エンジン高空模擬試運転などの大型試験を相次いで完了し、上述した生産試験の複数の地上施設・設備の完成と使用開始を保証した。宇宙飛行士を乗せる前の飛行試験と初の有人月面着陸ミッションの科学研究目標と関連ペイロード全体プランがほぼ確定した。発射場、測定・制御通信、着陸場などの地上システムの開発・建設がテンポよく秩序正しく進められている」と説明した。

さらに、「有人月面着陸ミッションの各種作業は比較的順調に進んでいるが、今後の開発・試験任務の困難さ、技術の複雑さ、タイトなスケジュール、大きな課題があることをはっきり認識している。奮闘を続け、中国人の月面着陸という夢を一日も早くかなえるようにする」と述べた。（提供/人民網日本語版・編集/YF）