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中国雑貨大手の名創優品が新業態、「MINISO LAND」を世界300店舗展開へ―中国メディア

Record China / 2024年11月1日 5時0分

中国雑貨大手の名創優品が新業態、「MINISO LAND」を世界300店舗展開へ―中国メディア

29日、中国メディアの第一財経は中国雑貨大手の名創優品が新業態の「MINISO LAND」を世界で300店舗展開する計画だと報じた。

2024年10月29日、中国メディアの第一財経は中国雑貨大手の名創優品(メイソウ)が新業態の「MINISO LAND」を世界で300店舗展開する計画だと報じた。

記事によると、上海で試験的にオープンしたMINISO LAND店舗では、クレーンゲーム機、観覧車、メリーゴーランドなどの遊具に加え、「ハリー・ポッター」「サンリオ」「ディズニー」「ちいかわ」といった有名IP(知的財産)が集められており、「興味喚起型の消費」がテーマに据えられている。


記事は、名創優品グループが29日、中国国内で100店舗、世界全体で300店舗のMINISO LANDを展開する計画を発表したことに触れ、「MINISO LANDは物語性を持たせたレイアウトや没入型の体験、インタラクティブな要素を特徴とした『体験型IPコラボ店舗』だ」と評した。

記事は、名創優品グループの創業者である葉国富(イエ・グオフー)会長兼最高経営責任者(CEO)がメディアの取材に対し、「23年からグローバルブランド戦略をレベルアップさせ、大型店舗で高い業績を上げることを目指している。調査によると、消費者は商品に感情的価値を求めているという。商品をより面白く、感情的価値を提供できるものにするために、『ディズニー』や『ハリー・ポッター』といった大手IPと提携している」と述べたことを紹介した。これらのIPは多くの消費者から共感を得ており、購買意欲を引き出す力があるという。


記事によると、「ディズニー」や「ハリー・ポッター」といった大手IPとの提携は決して容易ではなく、細部までこだわりが求められ、商品単価も高くなる。名創優品も大手IPとの交渉には時間がかかり、「ハリー・ポッター」のライセンス取得には数年を要したという。IP取得後は、名創優品は強力な開発チームとサプライチェーンを活用して、当該IPの商品を大量生産・販売しただけでなく、カスタマイズ生産も可能とし、比較的低価格を維持している。

また、同社の劉暁彬(リウ・シャオビン)副社長兼最高マーケティング責任者(CMO)は、「名創優品は中国市場のみならず海外市場への展開も見据えており、東南アジアや欧米市場での拡大を考えている。全7種の店舗モデルを都市の規模や商業エリアに応じて使い分け、MINISO LANDは中国で100店舗、世界で300店舗を目指す」とコメントした。


記事は、名創優品は資本面でも積極的に動いていることに言及。その例として、名創優品が約63億元(約1300億円)で中国大手スーパー、永輝超市の29.4%の株式を取得すると発表したこと、この中には香港に拠点を置き小売業を営むミルクカンパニーの持ち分である21.1%の株式と中国EC大手の京東(JDドットコム)の持分である8.3%の株式が含まれていることが挙げられた。取引完了後には名創優品が永輝超市の筆頭株主になる予定だという。

記事は最後に、名創優品の葉会長兼CEOの「永輝超市の企業価値は高いが、コストコなどのグローバルな巨大小売と比べると差がある。ビジネスには多様な発展が必要であり、掘り下げるべき業態や市場はまだ多く存在するが、根本的には良い商品とサービスを提供することが重要だ」とのコメントを紹介した。(編集・翻訳/奈良)

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