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24年間逃走の幼児誘拐事件で死刑・無期懲役判決、被告の謝罪の言葉が物議―中国

Record China / 2024年10月31日 20時0分

24年間逃走の幼児誘拐事件で死刑・無期懲役判決、被告の謝罪の言葉が物議―中国

映画「失孤」の題材にもなった幼児誘拐事件で被告に2審判決が言い渡された。写真は「失孤」。

2024年10月30日、中国中央テレビ(CCTV)は、27年前に起きて映画の題材にもなった幼児誘拐事件で3年前に逮捕、起訴された2人の被告に対し、2審判決が言い渡されたと報じた。

山東省聊城市で1997年、2歳半だった男児が何者かにより連れ去れれる事件が発生した。20年以上経過しても男児と容疑者が見つからず、父親は息子の行方を探すためバイクに乗って中国各地を訪れた。2015年にはこの事件を題材とした映画「失孤」が上映され、社会から広く注目されるようになった。

映画上映から6年がたった21年、公安部がすでに成人していた男児の居場所をついに突き止め、24年ぶりの家族との再会が実現した。その1カ月後には呼富吉(フー・フージー)、唐立霞(タン・リージア)の容疑者2人が警察に逮捕され、その後起訴された。昨年7月には同市中級法院で裁判が始まり、同12月に呼被告に対し執行猶予2年付きの死刑、唐被告に対し無期懲役の判決が言い渡され、2人の被告は控訴していた。

そして、第2審が同省高級人民法院で今年8月に開廷。10月30日に判決公判が行われ、それぞれ1審判決を支持する判決が言い渡された。

CCTVはこの判決結果について、1審公判時の様子を紹介しながら報じた。唐被告は被害者の父親から「私が長年受けてきた苦しみが分かるか」と質問され、「ご迷惑をおかけして申し訳ない」と答えた。被害者の父親が「これは「『迷惑をかける』なのか?あなたは女性で、あなたにも子どもがいるのに」と言うと、唐被告は「申し訳なかった。本当に申し訳なかった」と謝罪した。

中国のネットユーザーは「『迷惑』はたしかにかけたけど…」「日本人の謝罪の言葉みたいだな」「『迷惑をかけた』の一言で子どもを失った家庭の傷を癒やせるとでも思うのか」「到底謝罪など受け入れられない」「執行猶予などいらないだろ」「この事件の解決に当たり、映画で主演して社会を注目させたアンディ・ラウ(劉徳華)にも感謝すべきだろう」といった感想を残している。(編集・翻訳/川尻)

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