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トンネル掘削機に有人飛行船、国家を代表する重要先端設備製品が「ダブル11」に登場―中国

Record China / 2024年11月1日 9時30分

トンネル掘削機に有人飛行船、国家を代表する重要先端設備製品が「ダブル11」に登場―中国

国家を代表する重要先端設備製品が「ダブル11」に登場する。写真は有人飛行船「祥雲」。

今年の「ダブル11」(11月11日のネット通販イベント)に、量子計算クラウドプラットフォーム「天衍」、トンネル掘削機「永寧号」、有人飛行船「祥雲」AS700など、中央企業(中央政府直属の国有企業)の先端設備20種類の製品がショッピングサイトに登場する。人民日報が伝えた。

国務院国有資産監督管理委員会が運営する淘宝店「国資小新」の責任者は、「今回ショッピングサイト・淘宝(タオバオ)に出品された製品(一部は展示のみ)のうち、17点は『世界初』または『国内初』、11点は『世界一』または『国内一』であり、その分野は情報技術(IT)、人工知能(AI)、航空宇宙などにわたる」と語る。

先端装備では、世界初の急な傾斜を登れる全断面硬岩トンネル掘削機「永寧号」が登場する。中鉄装備技術技術センターのエンジニア、于慶増(ユー・チンズン)氏、「永寧号の登坂モードはツタの構造を参考にしており、前後に4組計8本の『脚』と16個の『足』を備える」と語る。

新興産業では、量子計算クラウドプラットフォーム「天衍」、計算力光回線—400Gバックボーンネットワーク「九州」、長江デルタ(塩城)ICV試験場などが登場する。

量子計算クラウドプラットフォーム「天衍」は中国電信が独自に開発したもので、「量子優位性」を備える「超量融合」クラウドプラットフォームだ。このプラットフォームは、国雲「天翼クラウド」の超計算能力と176量子ビット超伝導量子計算能力の融合を実現し、各性能のいずれにおいても世界トップレベルに達している。

計算力光回線-400Gバックボーンネットワーク「九州」は、全国30省(直轄市・自治区)135都市を結ぶ高速情報ネットワークだ。中国移動計画建設部通信ネットワーク処の鄒洪強(ゾウ・ホンチアン)経理は「このスーパー通信システムにより、中国のデータ通信能力は5倍に向上し、わずか1秒で4TB(テラバイト)を超える4K画質の映像を寧夏から上海に送ることができる」と語る。

展示のみの先端設備製品もあるが、一部の中央企業が出品している高性能な技術や素材を用いた商品は消費者が購入可能で、テクノロジーのもたらす利便性を体感することができる。

このうち、特に注目されているのが中国航空工業集団の「祥雲」AS700有人飛行船だ。この飛行船は航続距離700キロメートル、最大飛行時間10時間、最大設計時速100キロメートル、最大飛行高度3100メートルで、最大10人(うち1人は操縦者)が搭乗できる。

ほかにも、中国航発のグラフェン発熱マフラー、中国建材のカーボンファイバー自転車、航空工業集団の飛亜達「殲-20」パイロット用腕時計など、実際に注文できる国産製品もあり、消費者により多くの選択肢を提供している。

「国資小新」淘宝店の責任者は、「中央企業による『ダブル11』参加はこれで4年連続となった。これを機に中央企業の先端設備製品を紹介し、各産業チェーンの重要分野における中央企業の技術革新の成果を示す」とした。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

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