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トランプ大統領とハリス大統領、中国とってどっちが「おトク」?―独メディア

Record China / 2024年11月5日 0時0分

元清華大学講師で中国の独立政治コメンテーターの呉強(ウー・チアン)氏は、中国政府はハリス氏よりもトランプ氏を好むかもしれないと分析した。

まず、トランプ氏が大統領になった場合には、前の任期時と同様に、「孤立主義」を推進するとみられる。そしてNATOや日本などのアジアの同盟国については「(米国の)防衛に貢献していない」として、「支援を撤回する」とも発言している。呉氏は、トランプ氏が大統領に返り咲けば、新たなタイプの冷戦が発生する可能性があると述べた。

すなわち、これまでのような民主主義と権威主義の争いではなく、民主主義陣営の内部で、国と国の対立が激化する可能性だ。そうなれば、世界における米国の役割は弱まり、中国はそのことで利益を得る可能性があるという。

ただしラルス氏は、「トランプ氏が2017年に大統領に就任して以降、世界の地政学構造は大きく変化し、世界の多くの地域で衝突が起きている」「トランプ氏個人の孤立主義傾向にかかわらず、その外交政策チームは米国の同盟国との協力を引き続き推進することを考えている」と指摘した。トランプ氏も、同盟国との協力をやめるとは考えにくいという。(翻訳・編集/如月隼人)

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