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6歳女児がパトカーにはねられる、父親はパトカーの速度超過を疑う「ブレーキ痕もなかった」―中国

Record China / 2024年11月6日 0時0分

6歳女児がパトカーにはねられる、父親はパトカーの速度超過を疑う「ブレーキ痕もなかった」―中国

4日、中国のSNSで6歳の女児がパトカーにはねられて重傷を負う事故が注目を集めた。保護者はパトカーの速度超過を主張している一方、ネット上では女児の道路横断にも問題があったとの指摘も見られる。

2024年11月4日、中国のSNS・微博(ウェイボー)で、6歳の女児がパトカーにはねられて重傷を負う事故が注目を集めている。保護者はパトカーの速度超過を主張している一方、ネット上では女児の道路横断にも問題があったとの指摘も見られる。

貴州ラジオ・テレビ局の微博アカウント「百姓関注」は4日、黒竜江省伊春市で10月31日に、スクールバスから降りた6歳の女児がパトカーにはねられる事故があったことを当時の監視カメラ映像と共に紹介。父親の話として「スクールバスから降りて、道路を渡って帰ろうとしたところでパトカーにはねられた。パトカーは速度超過していた可能性がある。ブレーキをかけた形跡もない。パトカーの警官は公務執行中だと語っていた」と伝えた。

映像の内容などから判断すると、女児はスクールバスを降りた後、道路の向かい側にいた保護者の方に行くためバスの横から横断歩道のない道路を渡ろうとした際にパトカーと衝突したようだ。女児は衝突後10メートル近く飛ばされ、病院に搬送されたものの脳内出血や複数箇所の骨折、内臓挫傷などの重傷を負っており、事故から5日が経過しても集中治療室から出られない状態だという。

「百姓関注」は、現地の交通警察当局が4日、事故の責任者について認定を進めているとコメントしたことを伝えた。

この件について、中国のネットユーザーは「横断歩道のない道路を横切ろうとしたことが大きな問題」「どうして6歳の女児を1人で横断させるかな」「スクールバスを降りた女児が実際にはねられる部分の映像がカットされていて、意図的なものを感じる」「これはまさに伝説の『鬼探頭』(予測不可能な飛び出し事故)ではないか」「パトカーが速度超過していたかの問題は二の次だろう」「女児を一人で横断させた保護者への指導も必要」「スクールバスは正規の停車位置に車を止めたのだろうか」「バスの運転手にも責任がある。降ろした後の安全確保を図るべき」といった感想を残している。

一方で、パトカー側にも落ち度があったとする意見もある。中には「今日バイクを運転していたら、低速電動車から降りてきて車の前から道路を横切ろうとした子どもとぶつかってしまった。交通警察官には、自分が主たる責任者で、相手の保護者が二次的責任者だと言われた」と明かす人もいた。(編集・翻訳/川尻)

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