トランプ氏勝利で米国に起こる5大変化―米メディア
Record China / 2024年11月8日 9時0分
6日、中国新聞網は、トランプ氏が米国大統領選挙に勝利した後で起きると米紙が予測した5つの変化について紹介する記事を掲載した。
2024年11月6日、中国メディアの中国新聞網は、トランプ氏が米国大統領選挙に勝利した後で起きると米紙が予測した5つの変化について紹介する記事を掲載した。
記事は、米紙ニューヨーク・タイムズがトランプ氏の大統領返り咲きによって米国内に生じる変化を5つ挙げたことを伝え、その内容を紹介している。1つ目は大統領の権力強化。ホワイトハウスから独立した連邦政府部門の中で大統領の権力が強まるとともに、トランプ氏が「身内」を多く配することで権力バランスを変えるだろうとした。
2つ目は、政治ライバルへの打撃。トランプ氏が大統領の権力を利用して政敵に報復を加える可能性が高く、一番のターゲットはバイデン大統領とその家族だと指摘。トランプ氏が以前「再選したらバイデン氏とその家族の調査を行う特別検査官を任命する」との意向を示していたことを紹介した。3つ目は移民管理の強化。移民取り締まりはトランプ氏にとって政策の柱の一つであり、第2次政権発足後には毎年100万人を超える不法移民の強制退去が行われる見込みだとしている。
4つ目は、大規模な課税。トランプ氏は大多数の輸入商品に10%の新たな関税を付加しようとしており、この影響により米国国内の物価高に加えて世界的な貿易戦争が生じ、米国の輸出業者の利益が損なわれるとの見方を示した。そして5つ目は欧州との疎遠化。欧州とのつながりが弱まることにより北大西洋条約機構(NATO)が弱体化するだけでなく、米国が進んでNATOから脱退する可能性すらあると予測した。
ニューヨーク・タイムズの5つの予測は中国のネット上で注目を集め、微博のトレンドワードランキングで最高6位に入った。中国のネットユーザーは「群れから外れたがる課税おじさんが帰ってきた」「トランプ氏の発言だけでなく、実際の行動にも注視すべき」「今後4年間、中国の輸出は厳しくなったな」「また新たな貿易戦争が起こる」「ロシア・ウクライナ戦争、イスラエルとパレスチナの衝突、そして朝鮮半島問題、これらを解決できればそれだけでトランプ氏はノーベル賞の価値を持つことになる」「トランプ氏の特徴は、予測不可能なところにある」といったコメントを残している。(編集・翻訳/川尻)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「米国の例外主義」なき世界=トランプ氏の外交政策を聞く―東アジア、ウクライナ、中東
時事通信 / 2024年12月24日 14時32分
-
トランプ、ウクライナ支援継続で「戦況逆転」の可能性も...「本当に怖い存在」習近平の中国との関係は?
ニューズウィーク日本版 / 2024年12月21日 20時39分
-
トランプ氏 ウクライナ停戦監視に米軍関与せず NATO加盟「支持せず」発言 米報道
産経ニュース / 2024年12月14日 11時59分
-
プーチンに領土を割譲するしかないのか…「即時停戦派」のトランプ氏がウクライナに突きつける"厳しい現実"
プレジデントオンライン / 2024年11月30日 7時15分
-
トランプ氏、USTR代表に元USTR首席補佐官グリア氏、国家経済会議委員長に経済学者ハセット氏を指名(米国)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年11月28日 11時30分
ランキング
-
1バイデン氏がウクライナ支援増強を指示 クリスマス攻撃のロシアを非難、退任前に圧力強化
産経ニュース / 2024年12月26日 17時14分
-
2米が関係改善望むなら応じる用意、次期政権の出方次第=ロシア外相
ロイター / 2024年12月26日 20時12分
-
3イスラエル・ネタニヤフ首相がトランプ氏の就任式出席へ 逮捕状を出されて以降、初の外遊か
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年12月26日 15時13分
-
4ロシア軍のミサイル誤射説も浮上 カザフスタンの旅客機墜落、死者は38人に
産経ニュース / 2024年12月26日 9時4分
-
5ナチスのトンネル、富裕層向けシェルター改造計画に怒り
AFPBB News / 2024年12月26日 18時51分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください