著名舞踏家の国内公演がすべて中止に、舞台でのレインボーフラッグが関係か―中国

米華字メディアの世界新聞網は6日、中国の著名舞踏家でトランスジェンダーの金星氏が予定する中国国内公演がすべて中止になったと報じた。

米華字メディアの世界新聞網は6日、中国の著名舞踏家でトランスジェンダーの金星（ジン・シン）氏が予定する中国国内公演がすべて中止になったと報じた。

記事によると、蘇州獅山大劇院（江蘇省蘇州市）は4日、12月6～7日に開催を予定していた上海金星舞踏団の公演中止を発表した。広東省の広州、仏山でも同様の事態が起きており、5日には上海市内にあるYOUNG劇場も「12月20～22日の舞台劇は中止になった」としてチケットの払い戻しを開始。これにより金氏の年内の国内公演はすべてなくなり、記事は「性的少数者への支持を示すレインボーフラッグを金氏が掲げたことが関係している」との見方があることを伝えた。

今年1月、金氏は山西省太原市で行った公演で、カーテンコールの際に舞台上でレインボーフラッグを観客に示していた。これに対し、ネット上では金氏を支持する声が寄せられる一方、「中国では認められない行為」との反応もあったという。（翻訳・編集/野谷）