1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. アジア

アニメを表す中国語「卡通」「動画」「動漫」の違いとは?―台湾メディア

Record China / 2024年11月16日 22時0分

さらに、「動漫(アニメーションと漫画)」については、「中華圏では『アニメーション』と『漫画』の合称を用いることが多く、例えば『台北国際動漫節』は『Taipei International Comics(漫画)and Animation(アニメーション)Festival』と英訳されている。台湾や中華圏全体でサブカルチャーが盛んになる中でACGという略語も登場し、『動漫遊』や『二次元』とも呼ばれるようになった」とした。

その上で、「ACGファンの間では、時間の経過とともに『卡通』と『動画』に明確な区別がつけられた。カナダのエンターテインメントメディア・Game Rantは、『カートゥーン』は西洋の作品に特化し、線が誇張され、リアリティーを追求せず、主に子ども向けで、風刺やユーモアが込められることが多いとしている。一方、日本のアニメ作品は日本由来でリアリティーを重視し、大人向けでストーリー性があるものと言われている」と説明した。

記事は、「筆者が台湾のネット上で見た議論においても、同様の見解を持つ人がいたが、反論する人もいた。調査してみると、『卡通』と『動画』の違いに関する議論はアニメ制作会社や学校、ネットユーザーがまとめたものが多く、アニメ業界や学術界の権威機関による明確な定義が少ないことが分かる。また、中国語の『卡通』は英語の『cartoon』を音訳しただけの言葉だ。『カートゥーン』自体が意味を持たない外来語であるため、世代や地域によって異なる解釈が生まれ、意見の食い違いの原因となっている。加えて、ACGファンのアニメやゲームに対する愛情は計り知れず、今のメディア環境でのコンテンツマーケティングの重要性も相まって、ACGの世界や作品に対する細かい敬意が求められている。このため、用語の使い方は時空の影響を受けて変化している」と論じた。

そして、「本記事が議論のきっかけとなり、用語に対する理解が深まることで、レッテルや誤解から抜け出し、みんながアニメやゲームの世界を一緒に楽しめるようになることを願っている」と結んだ。(翻訳・編集/岩田)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください