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最新調査、オンライン交流依存で「対人関係能力が低下」68.0%―中国

Record China / 2024年11月18日 19時30分

趙さんにとっては「インターネット上」が人付き合いの「コンフォートゾーン」で、そこでの交流にどんどん依存するようになっているという。しかし、その一方で、生活における対面交流が影響を受けているとも感じている。「長期間オンラインでチャットばかりしているので、対面で会話をする時、言葉が出てこなかったり、自信を持って話せないことが増えた。相手の表情や感情など、言葉以外の部分を観察する能力も低下した」と話す。

オンライン交流に過度に依存すると、どんな問題が生じるのだろうか?回答者の61.0%は、「記憶力が低下したり、反応が鈍くなったり、注意力が散漫になったりと、認知機能が低下する」、50.5%が「うわべだけの付き合いをするようになり、強い絆を築くことができない」、42.2%が「メンタルが不安定になり、孤独を感じる」と答えた。

オンライン交流に対する依存度を下げ、オンラインと対面のバランスをうまく取るためにはどうすればいいのだろうか?この質問に対しては、回答者の62.9%が「自分の気持ちを表現する能力を意識的に高め、対人能力を高める」、61.8%が「家族や友人とよく連絡を取り、対面での交流の機会を作る」、52.1%が「テクノロジーツールは諸刃の剣であることを直視し、自分自身のメディアリテラシーを高める」、33.1%が「趣味を増やすことにチャレンジし、友達の輪を広げる」と答えた。

華東師範大学の心理・認知科学学院の徐光興(シュー・グアンシン)教授は、「オンライン交流に依存する傾向から抜け出す際、急いで結果を求めてはいけない。自分の性格に合わせて、オンラインと対面の交流に費やす時間を合理的に配分し、段階的に少しずつ取り組めばいい。対面交流に対して強い拒否反応を示す人については、専門の心理カウンセリング機関に助けを求めるべき」と呼びかけるほか、「対面交流にはオンライン交流にない役割があることを知ってもらう必要がある。これには、企業や学校、コミュニティーが協力して宣伝・教育を行うことが必要だ」と強調する。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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