中国が「世界高速鉄道大会」を開催へ、海外メディア注目―中国メディア
Record China / 2024年11月20日 5時0分
18日、観察者網は、世界最大の高速鉄道網を持つ中国が来年、高速鉄道に関する国際カンファレンスを開催すると報じた。
2024年11月18日、中国メディアの観察者網は、世界最大の高速鉄道網を持つ中国が来年、高速鉄道に関する国際カンファレンスを開催すると報じた。
記事は、中国国家鉄路集団(国鉄集団)が18日、国際鉄道連合(UIC)との共同主催による第12回世界高速鉄道会議を来年7月8〜11日に北京市で開催することを明らかにしたと紹介。同会議の運営は中国鉄道科学研究院集団が担当し、「高速鉄道―イノベーション発展によるより良い生活」をテーマに高速鉄道分野のホットトピックについて深い議論と意見交換を行い、世界の高速鉄道発展を積極的に推進すると伝えた。
また、国鉄集団科信部の責任者が同会議について「UICが1992年から2〜3年に1度、現在までに11回開催している。世界の高速鉄道技術の急速な発展や協力の深化に立ち会い、世界の高速鉄道発展の成果を披露し交流する国際イベント」と紹介したことを伝えている。
記事は、ロシアや米国などのメディアが「中国は前例のない速度で世界最大かつ最も近代化された高速鉄道網を構築した」とし、今年現在の中国の高速鉄道営業距離が4万6000キロを超えたことを紹介するとともに、最高時速350キロという高速運転により敏捷な交通システムを市民にもたらしたと報じたことを紹介。また、高速鉄道の発展は航空や道路交通による環境汚染を抑え、炭素の排出も低減できるとしたほか、中国が高速鉄道の技術や経験を積極的に海外に推進し、複数の国・地域での高速鉄道建設を請け負っており、世界的な影響力をますます高めていると解説した。
そして、国鉄集団科信部の責任者が「世界高速鉄道会議を北京で開催することは、中国高速鉄道が世界の高速鉄道の発展において重要な位置にあり、業界をリードする優位性を持ち、積極的な貢献を果たしていることを十分に表すものであり、その国際的な影響力や発言権を一層強めるとともに、世界の高速鉄道の発展に新たな動力を注入する」との認識を示したことを紹介した。(編集・翻訳/川尻)
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