第1-3四半期の輸出入成長率は14.5%、サービス貿易の将来性は?―中国
Record China / 2024年11月19日 16時30分
中国の第1-3四半期の輸出入成長率は14.5%だった。写真はハルビン太平国際空港。
北京市人的資源・社会保障局は先ごろ、「北京市国際職業資格認定リスト(バージョン1.0)」を発表した。これにより149の「高い価値を持つ」海外職業資格・認定が承認され、外国人が北京で求職・就業する際の利便性が高まった。
中国は先ごろ、海南自由貿易港でサービス貿易に関する初のネガティブリストを導入。自然人の職業資格の相互承認分野における開放を行い、外国人証券アナリストを雇用して証券取引コンサルティング業務を行うこと、海南の法律事務所が外国人弁護士を外国人法律顧問として雇用すること、外国人が獣医などの資格試験に出願することなどが可能となった。その後、各地で海外職業資格承認リストが次々に発表された。
職業資格の相互承認の推進は、中国のサービス業が高水準で開放を拡大していることの縮図だ。 商務部が先ごろ発表した統計によると、第1-3四半期(1-9月)、中国のサービス貿易は急成長し続け、サービス輸出入総額は5兆5181億4000万元(約115兆8800億円)で、前年同期比14.5%増となった。このうち輸出は同15.3%増の2兆2733億4000万元、輸入は同14%増の3兆2448億元だった。
現在、中国はサービス業の各分野で改革を全面的に深め、サービスの開放を深く推し進め、サービスのイノベーションを持続的に向上させ、サービス貿易の発展に新たな原動力を与えている。
統計によると、2023年、中国のサービス業付加価値の経済成長への寄与率は60.2%に達し、安定的な経済成長の重要な力となった。今年上半期(1-6月)、サービス業の経済成長への寄与率は52.6%だった。
中国は超大市場という強みを持ち、世界のサービス企業に大きな市場機会を提供している。一つには、国内消費需要が回復し続け、教育、医療、観光など生活関連サービス業に対する人々のニーズが伸びている。もう一つには、産業のモデル転換と高度化が深く進むことにより、通信、コンピュータ、情報サービスなど生産関連サービス業が非常に期待できる。
また、インターネットとデジタル技術の発展により、サービス貿易が大幅に行いやすくなっている。
第7回中国国際輸入博覧会(輸入博)では、世界4大会計事務所、外資系銀行、欧州の港湾・海運会社など、多くのサービス貿易企業がそれぞれ特色あるサービスを提示して、中国の高水準の対外開放拡大が鮮明に示された。
サービス業の開放拡大に向けて11の総合試行地を相次いで設置し、サービス貿易の革新的発展に向けた試行事業を3回にわたって実施。さらには、全国向けおよび自由貿易試験区向けのクロスボーダー・サービス貿易ネガティブリストを実施し、北京、天津、上海での外資系病院の設立許可など医療分野における開放拡大に向けた試行事業を実施するなど、中国はサービス業及びサービス貿易分野で開放の道を模索し続け、要素移動型開放と制度型開放とを結び付けて推進し、中国の大きなサービス市場のもたらす機会を世界中の企業と共有している。(提供/人民網日本語版・編集/NA)
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