世界インターネット大会にハイテクが集結、AIが日常生活へ―中国
Record China / 2024年11月21日 19時30分
世界インターネット大会にハイテクが集結している。
2024年世界インターネット大会烏鎮サミットが浙江省烏鎮で開催されている。360社余りの企業が人工知能(AI)のアルゴリズム・モデル、データ計算力、シーンへの応用、低空域飛行活動による経済形態「低空経済」、スマートコネクテッドカー、デジタル農村、サイバーセキュリティーなどのテーマ展示エリアにおいて、AIの先端技術と最新の応用成果を展示している。こうした成果は消費、教育、娯楽、文化クリエーティブ、金融、交通など日常生活のさまざまな分野に関わるものだ。
ドリップコーヒーを入れるロボット、人体の五感を利用しAIのアート効果によって癒やしを提供する装置「人体五感AIアート癒しシステム」、AIによる「月面着陸」写真の合成、AIカメラなど、多くの技術に来場者は足を止めて見入っていた。そのうち、中国移動(チャイナモバイル)の「AI+バリスタ」ロボットはコーヒーを素速く入れることができ、さらに客の好みに応じてトップレベルのバリスタの技術を再現することができる。また、騰訊(テンセント)のAIカメラはAIアルゴリズムを活用しており、写真を1枚アップロードするだけで、あっという間に15種類もの雰囲気の異なるアートフォトに加工することができる。
AIの応用だけでなく、これを背後で支える大規模AIモデル、計算力、アルゴリズムといった最新の技術も相次いで登場した。ファーウェイ(華為技術)はソフトウェアではオペレーティングシステムの「Harmony」や「openEuler」、ハードウェアではプロセッサの「鯤鵬(Kunpeng)」や「昇騰(Ascend)」を披露。騰訊はあらゆるプロセスに対応する独自開発の実用型大規模AIモデル「混元(Hunyuan)」、AIアシスタントの「騰訊元宝」と「騰訊元器」を披露した。阿里巴巴(アリババ)は大規模言語モデル「通義(Tongyi)」、移動交通ソリューション「斑馬智行」のスマート操縦席技術システム「元神AI」などについて、産業における応用を展示した。
また、19日に行われた2024年世界インターネット大会リーディングテクノロジー賞の授賞式では、世界を代表する今年度の受賞プロジェクト20件が発表された。それには脳型コンピューティング、エンボディドAI、6G、ビッグデータ、高性能チップなどの先端分野に関わるものが含まれていた。こうした技術は、私たちの生活により多くの利便性をもたらすものと期待される。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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