タイのトップ富豪、外資の中国市場撤退で「みんなが中国を去るのならば私は進出」と発言
Record China / 2024年11月28日 20時50分
タイのトップ富豪は外資の中国市場撤退について、「みんなが中国を去るのならば私は進出する」と発言しました。
タイのトップ富豪、チャロン・ポカパン(CP)グループのタニン・チャラワノン会長は19日、中国南東部の広東省汕頭市で開かれた第10回世界潮商(潮州系企業家)大会に出席した際、「私は中国の将来を楽観視している。みんなが中国市場から離れるならば、私は進出する。みんながその良さを分かって戻る時、私はすでにもう一歩先へ行っている」と述べました。
CPグループは1979年、中国への投資を開始し、深セン市の「0001号」中外合弁企業の営業許可証を取得し、改革開放後中国に進出した最初の外資企業であり、当時タニン氏はCPグループのトップでした。1990年代末期、金融危機がアジアを席巻し、CPも逃れることができませんでした。タニン氏はやむを得ずタイ国内のロータススーパーなど多くの資産を売却し、アジア太平洋石油化学など長期的に赤字だった企業を閉鎖しました。内憂外患にさらされても、タニン氏は中国資産を売却せず、かえって投資を増やしました。この行為は後に実践により正確で賢明であることが証明されました。金融危機後の1998年、中国での資産は苦境に陥ったCPグループに160億元(当時レートで2200億円相当)の収入と5億3000万元(同73億6000万円相当)の利益をもたらしたのです。
中国に進出して45年が過ぎ、CPグループが中国に設立した企業は600社以上で、従業員は10万人近くに達しました。2023年の総売上高は1800億元(約3兆7600億円)で、飼料、食品、製薬、娯楽などの産業に及び、中国での投資規模が最も大きく、投資分野が最も多い多国籍企業の一つとなっています。
現在の中国市場に対する見方を問われても、タニン氏の考え方は確固たるもので何の変化もありません。これは、トップ経営者としての知見に基づいて時勢を見抜いた判断だとみられています。(提供/CRI)
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