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「高層ビルで工業生産」、深センの工業発展の新たな道に―中国

Record China / 2024年12月1日 8時10分

「高層ビルで工業生産」、深センの工業発展の新たな道に―中国

深セン宝竜専精特新産業パークは中国初の「高層ビルで工業生産」プロジェクトだ。

中国の改革開放の「橋頭堡」である深センには、人々の伝統的な工場への概念を覆す「摩天工場」がある。それは竜崗区の深セン宝竜専精特新産業パークだ。同パークは特区建工集団が「投資・建設・運営」一体化で開発。竜崗東部先進製造業パーク内に位置する。プロジェクトの総敷地面積は約8万8400平方メートルで、中国初の「高層ビルで工業生産」プロジェクトだ。人民網が伝えた。

「高層ビルで工業生産」とはどういう意味か。

パークに入ると、従来の1~3階建ての平屋もしくは低いビルと異なり、工場と機械のすべてが高層ビルの中にある。3棟の4階には、新エネ車関連製品を組み立てる工場である深セン市賽特新能科技がある。同社はこのほど、同じビルの上の階の「隣人」と業務提携の意向をまとめた。このような「隣人+協力」のケースは、深セン宝竜専精特新産業パークでは珍しくない。例えば威遠精密はパークのイベントにより「隣人」の艾克瑞電気と連携し、カスタマイズされた製品を提供している。ここでは1本のビルは1本の産業チェーンだ。パークは産業クラスタ形成に持続的に取り組み、プロジェクト主導による産業集積を促し、「ビルの上の階と下の階は川上と川下、産業パークは産業チェーン」という効率的な協力エコシステムを構築した。


いわゆる「高層ビルで工業生産」とは、伝統的な工場を高層ビルに集め垂直的なの空間形態を形成し、企業が高層ビル内で工業生産を行う新型産業空間モデルだ。工業用地の性質を変えないことを前提とし、ビルの容積率を高める。大都市は近年、工業用地が逼迫しており、工業立市を堅持する深センはビルの容積率を高め、土地の集約化利用を促進し、真っ先に「高層ビルで工業生産」モデルを形成し、工業発展の新たな道を切り開いた。

国家発展改革委員会などの7部門は2023年11月16日に「高層ビルで工業生産」や第二・三次産業混合土地利用新モデルなどの22件の深セン総合改革試行経験を発表した。深セン宝竜専精特新産業パークは入選された。「摩天工場」は土地利用の難題を解消し、工業と産業の高度化を後押しする。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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