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中国・青島で「母親」向けの雇用を拡大

Record China / 2024年12月4日 13時50分

中国・青島で「母親」向けの雇用を拡大

青島市は11月末に「母親」向け雇用リストの第1陣を発表しました。

中国東部の港町青島市では11月末、同市の「母親」向け雇用リストの第1陣を発表しました。飲食、ハウスキーピング、保安サービスなどの分野の7社から計190件の求人募集がありました。多くの職種がパートタイム勤務で、勤務時間が柔軟かつ仕事はそれほどきつくなく、給料も低くなく、「赤ちゃんを育てているお母さん」などに適したものです。こうした母親向けの仕事は、中国語で「媽媽崗(母親ポスト)」と言い、特に新しい言葉ではなく、青島より以前にも広東省、河北省、黒竜江省などでこうした試みが行われてきました。

山東省人的資源社会保障庁の発表によると、「媽媽崗」とは、法定労働年齢の女性のうち、12歳以下の子供の扶養義務がある母親を対象とした雇用で、労働時間、管理モデルが比較的柔軟で、仕事と育児を両立させやすいものを指します。

こうしたポストで働く労働者の権利を保障するために、雇用関係を結ぶ条件が整った場合には雇用契約の締結が求められ、雇用者側と従業員は、フレックスタイム制の実施、強制的な残業の排除、育児上の必要による勤務時間中の休暇の取得などの事項について協議し、それらを明確に雇用契約に盛り込み、労働保障に関する法律法規に基づいて規範化された対応が取られます。

中国各地で発表された通知によると、これらのポストは在宅接客、電子商取引のライブコマース、手作り製品の制作、セルフメディアなど、家庭と仕事が両立させられる、在宅勤務が可能で勤務時間が柔軟なものが望まれます。

また、勤務時間の調整が柔軟かつ労働強度も適度で、労働環境が良好な上、週に2日の休みが取れ、学校(幼稚園)に通う子供の送迎に便利であるなど、育児と仕事を両立させられる専門技術、管理、販売、生産などの職場も母親たちに向いているとされます。

中国南部の広東省中山市では2019年には既に「母親従業員」のための特別な職場を設けて、育児期の女性スタッフのストレスを緩和する企業が現れました。その後、「母親ポスト」は珠江デルタの多数の地域で定着し、徐々に中国の他の地域に広まっています。河北省邢台市では「母親ポスト」の雇用を通じて累計2万5000人以上の女性の就職を支援しました。(提供/CRI)

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