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小説家の瓊瑤さん自死、中国で過去のパクリ騒動が再び話題に

Record China / 2024年12月5日 19時0分

小説家の瓊瑤さん自死、中国で過去のパクリ騒動が再び話題に

台湾の恋愛小説家で数々のヒットドラマを生んできた瓊瑤さんが4日、台湾・新北市の自宅で死去した。写真は中国ドラマ「宮鎖連城」。

台湾の恋愛小説家で数々のヒットドラマを生んできた瓊瑤(チョンヤオ)さんが4日、台湾・新北市の自宅で死去した。86歳だった。自殺と発表されている。

台湾メディアによると、瓊瑤さんは4日午後、自宅内で倒れているところを隣に住む息子一家に発見された。外部から人が侵入した形跡はなく、フェイスブック上に遺言とみられるメッセージが投稿されていたことなどから、検察は遺族の同意を得て他殺の疑いなしと公表した。

瓊瑤さんは1938年中国四川省成都生まれ。49年に家族と台湾に移り、16歳で最初の短編小説を雑誌に発表し、63年の半自伝小説「窓外」で一躍有名になった。中国と台湾の共同制作によって98年にテレビドラマ化された「還珠格格(邦題:還珠姫~プリンセスのつくりかた~)」は台湾だけでなく華人圏全体で大人気を博し、社会現象化した。

瓊瑤さんの訃報を受け、中国のSNS・微博(ウェイボー)では、悼む声が相次いで寄せられたほか、中国のドラマプロデューサーで脚本家の于正(ユー・ジョン)氏が瓊瑤氏との盗作騒動で敗訴してから6年後に謝罪したことも改めてクローズアップされた。

瓊瑤さんは2014年4月、テレビドラマ「宮鎖連城」について、自身が手掛けたヒットドラマ「梅花烙」からの盗作と指摘し、同年5月に同ドラマのプロデューサーだった于氏ら5人を相手に損害賠償などを求める訴状を北京の裁判所に提出した。北京の裁判所は同年12月、著作権侵害を認め、于氏に対し、公の謝罪を行い、著作権侵害によってもたらされた影響を取り除くよう命じたほか、于氏ら5人に対して損害賠償計500万元(当時のレートで約8500万円)の支払いも命じた。

于氏はずっと公の謝罪を行っていなかったが、20年12月に著名脚本家や映画・テレビドラマ制作関係者らが連名で于氏を糾弾する声明文を公開したことなどを受け、6年越しの謝罪を行った。(翻訳・編集/柳川)

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