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ハンセン病患者への人権侵害で日本政府に勝訴した女性が95歳で死去―台湾メディア

Record China / 2024年12月8日 17時0分

台湾では現在、年間で10人程度のハンセン病患者が出ている。ハンセン病はらい菌による感染症で、発病すると手足などの末梢神経が麻痺(まひ)して、皮膚にさまざまな病変が発生する。古くから「不治の病」と考えられ、患者の外観なども影響して極めて恐れられた。現在では抗菌剤が有効に使われ、治療法が確立された。また、らい菌は感染力が弱く、感染して発病することはまれで、発症しても初期に治療を開始すれば完治が可能な病気という。また、全世界の90%の人が、ハンセン病に対する免疫力を持っているとされる。

なお、日本統治時代にハンセン病を理由に強制隔離の対象となった韓国人を原告とする裁判も、黄さんらによる裁判と同時期に行われたが、裁判所は韓国人の訴えを退けた。黄さんらによる裁判とは別の地方裁判所が行った裁判で、両裁判所の法解釈が異なったことが原因とされる。ただし日本では06年1月から2月にかけての衆参両院の審理を経て、台湾人と韓国人の該当者全員に補償が行われることになった。(翻訳・編集/如月隼人)

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