＜卓球＞樊振東が未明に動画投稿、改めて「理解と尊重」求める

卓球中国男子の樊振東が15日未明、自身のウェイボーに、ホテルのエレベーターホールとみられる場所で多くのファンに取り囲まれる様子が映った動画を投稿し、改めて「理解と尊重」を求めた。

パリ五輪卓球男子シングルスと団体で頂点に立った中国の樊振東（ファン・ジェンドン）が15日未明、自身の微博（ウェイボー）に、ホテルのエレベーターホールとみられる場所で多くのファンに取り囲まれる様子が映った動画を投稿し、改めて「理解と尊重」を求めた。

樊は「ファンの皆さんのサポートには感謝いたしますが、もっと良い方法や場面があるかもしれません」とし、「繰り返しになりますが、ご理解と尊重をお願いいたします」と記した。

樊は2023年4月、女性ファンによるストーカー行為に関する声明を発表。この女性が連日、樊の滞在するホテルを訪れて部屋番号を特定した上、本人が不在の間にフロントでキーを受け取り、複数回にわたり無断で部屋に侵入する行為があったため警察に通報したこと、女性が法に基づき処罰を受けたことを明かし、「ファンの皆さんには理性と節度を持ち、過激な言動に走らないようお願いいたします。今回の事件で受けたショックは大きく、今後は手紙の受け取りを含むいかなる形式の接触も停止することにしました。どうかファンクラブに理性的に参加し、くれぐれも過激な言動の悪習に染まらないでほしいと思います」とのメッセージを発していた。

樊は21年10月にもファンに対し、関心を寄せるのは試合会場だけにして、プライベートにまで踏み込んだり、練習をのぞき見したりしないでほしいと訴えていた。（翻訳・編集/柳川）