日本の弁当工場で「毒盛る」中国の動画が物議＝中国ネット「日本人は真面目すぎ」「中国へのネガキャン」

2024年12月21日、中国のSNS微博では、日本の弁当工場で働く中国人従業員の様子を紹介する動画に不穏当なナレーションが盛り込まれていたとして日本国内で物議を醸していることが注目された。

2024年12月21日、中国のSNS・微博（ウェイボー）では、日本の弁当工場で働く中国人従業員の様子を紹介する動画に「毒を入れないの」など不穏当なナレーションが盛り込まれていたとして日本国内で物議を醸していることが注目された。

20万人以上のフォロワーを持つある微博ユーザーは21日「このほど中国の動画SNS上に掲載された、宮城県仙台市の弁当工場で働く中国人従業員の生活について撮影した動画の中で『どうして小日本に薬を与えないの』というナレーションがあり、日本社会で大きな不安を呼んだ」と紹介。X上で日本人ユーザーから批判的な声が相次ぎ、日本のメディアもこの件を「毒薬と聞き取れる不穏当な音声」と報じたほか、市の保健所が弁当工場に立ち入り検査をする事態に至ったことを伝えた。

また、市が調査したところ、動画を撮影したのは工場の中国人従業員だったものの、当初の動画には不穏当なナレーションはなく、SNS上で動画が拡散する中で何者かが後付けでナレーションを入れたものと見られることを紹介している。

この問題について、中国のネットユーザーは「日本人が真面目すぎるだけ。ちょっと言ってみただけなのに」「中国と周辺国との対立を起こそうとする人間の仕業だと思う」「中国に対するネガティブキャンペーンだ」「日本人は常に疑心暗鬼だから、こんな取るに足らない問題でも大騒ぎする」「これは日本人がわざと問題を作り上げたにおいがする」「そもそも食品工場で動画を撮影しようとすることが分からない。衛生的にも問題だと思うが」「日本人は中国のSNSで日本に関する動画を探すのが本当に好きなんだな」といった感想を残している。（編集・翻訳/川尻）