中国語ポッドキャストの購読者数が1億5000万人を突破の見込み

中国語ポッドキャストの購読者数が1億5000万人を突破する見込みです。

全世界のポッドキャスト購読者数は2024年末までに5億人に達すると予想されています。こうした勢いは購読者数の増加にとどまらず、番組の多様性とクオリティーにも反映されています。

AI技術によるエンパワーメント、有名人のアカウント開設、専門分野の細分化に伴い、2024年は中国語のポッドキャストが活発な成長を見せており、購読者規模は前年比43．6％増となる年間1億5000万人を突破する見込みで、その成長率は世界でもトップとなっています。

中国語ポッドキャストコミュニティー（CPA）などの団体が発表した報告によると、2024年の中国国内のポッドキャスト購読者には高学歴、都市部在住、高い消費能力などの特徴がみられるとしています。コアとなる年齢層は21歳から35歳で、大学本科以上の学歴を持つ人が全体の82．1％を占めています。

2024年は、中国語ポッドキャストの拡大を背景に、メディア関係者、文化人、タレント、起業家でポッドキャスト番組の配信を始める人が増え続けています。中には専用のポッドキャスト番組を開設した人もいます。エンターテインメント界のスターも参入し始め、自身を表現しようという意欲が高い彼らはポッドキャストを通じてファンとの距離を縮めようとしています。また、多くの有名人がポッドキャストでインタビューを受けることにしており、例えば、家電大手小米（シャオミ）の創業者である雷軍氏は『高能量』という番組で、長さ206分にも及ぶ、ここ数年では初めてのロングインタビューを配信し、IT界や企業界で話題となっています。

2024年には、ポッドキャスト分野に参入する業界は、当初のナレッジサービスからさまざまな業界へと広がり続けてきました。ポッドキャストは没入感のあるコミュニケーションを通じて、聞く人に寄り添い、信頼される親密感を築くことで、専門家やブランド、企業などがいずれも、自分たちのファンを見つけることを可能にします。（提供/CRI）