「ONE PIECE」フランキー役卒業セレモニーの演出に中国ネット「笑いたいけど泣きたい！」

22日、「ONE PIECE」のフランキー役を演じてきた矢尾一樹の卒業セレモニーが「ジャンプフェスタ2025」で実施され、後任声優を木村昴が務めることが発表された。写真はONE PIECE。

2024年12月22日、日本の人気アニメ「ONE PIECE（ワンピース）」のフランキー役を演じてきた声優・矢尾一樹の卒業セレモニーが「ジャンプフェスタ2025」のステージイベントで実施され、後任声優を木村昴が務めることが発表された。

今月8日、矢尾は自身のX（旧ツイッター）公式アカウントで、「悲しい別れが来てしまった。四半世紀近く共に人生を歩んできたヤツとの別れが…幽体離脱とでも云うのか、俺の理想としてるフランキーとの間に溝が出来てしまった…ので俺が一旦サニー号を降りることにした。悔しい！哀しい！！マジでゴメン。で、ス～パ～な後釜を用意した！12/22のJFを楽しみに」と投稿し、05年から演じてきたフランキー役の降板を発表していた。

卒業セレモニーでは、フランキーの名場面を声優陣の生アフレコが披露され、その後、新たなフランキー役として木村が登場。木村は「ドラえもん」のジャイアン役や「ハイキュー！！」の天童覚（てんどうさとり）役としても知られている。

また、矢尾と木村が固い握手とハグを交わすと、矢尾はフランキーの口癖「ス～パ～」を木村に伝授。イベントの終了後には、矢尾がフランキーのトレードマークのパンツをステージに置き去り、それを木村が手に取って継承する演出もあった。

この場面が、中国のSNS・微博（ウェイボー）で449万人のフォロワーを持つブロガーに紹介されると、「笑いたいけど泣きたい！。本当に複雑な気持ち！」「感動的なセレモニーなのに、最後にはなぜか笑いが込み上げてきた」「矢尾さんが背を向けて去る瞬間は泣きそうだったけど、木村さんが明らかに自分のサイズに合わないパンツを拾って自分に当てた姿には笑ってしまった（笑）」などと、笑いと感動が入り混じった声が集まった。

さらに、「いいね、木村昴さん！矢尾さん、お疲れさまでした！」「ジャイアン、おめでとう！。新しいフランキーとして頑張って！」「寂しい気持ちはあるけど、矢尾さんの健康が一番大事。しっかり休んでくださいね」「制作チームがベテランに対する敬意、新しい世代が先輩をリスペクトしているのが伝わった」と、矢尾をねぎらう声や木村を応援する声も寄せられた。（翻訳・編集/岩田）