世界のバドミントンシャトルの10分の1を作る貴州省の小さな町―中国
Record China / 2025年1月1日 6時30分
世界のバドミントンシャトルの10分の1は貴州省錦屏県の南東部にある人口3万人にも満たない小さな町の敦寨鎮で作られている。
世界のバドミントンシャトルの10分の1は貴州省錦屏県の南東部にある人口3万人にも満たない小さな町の敦寨鎮で作られている。ここは今や世界にその名が知られる「バトミントンシャトルの町」だ。
敦寨鎮のある錦屏県は貴州省黔東南ミャオ族トン族自治州の南東の外れにあり、昔から林業が盛んな県だった。経済構造が単純で、米・野菜・果物の栽培が中心であり、住民の多くは地元で農業に従事するか出稼ぎに行き、収入が少なかった。
2017年に指定ペアリング支援機関の橋渡しの下、バドミントン製品などを手がける亜獅竜が土地の平坦な敦寨鎮を気に入り、同鎮との提携を決定した。同鎮の土地資源の優位性を活かし、シャトル生産に投資し、貴州亜獅竜産業パークを建設した。
貴州亜獅竜産業パークのシャトル生産量は2017年の3万ダースから今年は500万ダースとなり、7年間で160倍以上増加した。同パークは今や世界最大規模の羽根加工、シャトル生産、バドミントン文化展示が一体化した総合型パークだ。
同パークはバドミントン人気に火を付けただけでなく、敦寨鎮のガチョウ産業にも活気をもたらした。
敦寨鎮のガチョウ産業は現在まで87万羽を出荷し、ガチョウ養殖だけで住民1万6000世帯の増収を実現し、今後の発展も大いに期待されている。
現在、敦寨鎮産のシャトルは遠くデンマーク、インドネシア、日本など60数カ国・地域に輸出され、年間生産量は500万ダースに達し、生産高は5億元(約100億円)を突破した。ガチョウ養殖業、ラケット業、パッケージ業など川上から川下に至る産業が非常に盛んで、規模もますます大きくなっている。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
2024年の「最も○○な都市」発表=最も寒い都市はマイナス30℃、最も空気が澄んだ都市は?
Record China / 2024年12月26日 16時30分
-
外資系企業の投資奨励リスト改定版の意見募集を開始(中国)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年12月26日 10時15分
-
小さなブラシから生まれた2000億円の大市場―中国
Record China / 2024年12月21日 19時0分
-
2025年に四川省の成都‐九寨溝の車での所要時間が4時間に短縮―中国
Record China / 2024年12月19日 10時30分
-
遼寧省の小さな町、年間25億足以上の靴下を生産―中国
Record China / 2024年12月11日 23時30分
ランキング
-
1低価格の理想郷「ロピア」は、日本版コストコ!? ヨーカドー跡地に続々オープン 実際に行って分かった強さの秘密
ITmedia ビジネスオンライン / 2025年1月9日 5時55分
-
2「ヒートショック溺死」は愛媛、鹿児島、静岡に多い理由…「暖房をつけても足元が冷える部屋」を放置してはいけない
プレジデントオンライン / 2025年1月9日 18時15分
-
3「ディーゼルエンジン搭載車」は「天ぷら油」で走行できるって本当!? 「仕組み」と「可能性」を徹底解説!
ファイナンシャルフィールド / 2025年1月9日 8時30分
-
4セブン&アイ、24年度中に低収益事業や資産の整理を完了へ
ロイター / 2025年1月9日 16時39分
-
5みずほ銀、長プラを年2.00%に引き上げ 15年7カ月ぶりの高水準
ロイター / 2025年1月9日 14時38分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください