地下鉄で席譲れと要求したおばちゃんにまさかの展開＝「私、あなたを知ってる」―中国

中国・北京市の地下鉄で席を譲るよう要求してきた女性を黙らせた、男性の返答が話題になっている。

中国・北京市の地下鉄で席を譲るよう要求してきた女性を黙らせた、男性の返答が話題になっている。

報道によると、12月23日に北京地下鉄の車内で撮影された動画がSNS上で話題になっている。動画では吊革につかまった中年女性が「腰や背中が痛い。私を立たせておいて何も感じないのか」などと男性に席を譲るよう促す様子が映っている。

ところが、次の瞬間、男性は「あなたは私のことを知っていますか？」と質問。女性が「知らないわ」と答えると、男性は「でも私はあなたを知っている。あなたは広場ダンスのリーダーでしょう。朝、私が出勤する時も、夜、私が帰宅する時もあなたは踊っている。私が寝てもあなたは彼ら（メンバー）を率いて踊っている。あなたは元気に踊っているように見えるが、どうして電車に乗ったとたんに腰や背中が痛いと言い出すんだ？」と反論した。それを聞いた女性は「あんたとはもう話さない」と捨て台詞を吐き、その場から立ち去った。

中国のネットユーザーからは「男性はよくやった。素晴らしい」「ズバリだ」「おばちゃんは自分を知ってる人に出くわすとは思っていなかっただろうな」「捨て台詞が笑える」「こういう人間に譲ってはダメ」といった声が上がる一方、「踊りすぎて腰が痛くなったのかも」「みんな年を取るんだ。疲れたら座りたいだろう」と女性に理解を示す声も。また、あまりに突飛な内容に「ネタ動画じゃないか？」と疑う声も見られた。（翻訳・編集/北田）