NYの地下鉄で火をつけられた女性が死亡、中国メディア「中国では絶対に起こり得ない」
Record China / 2024年12月27日 16時0分
中国国営・新華社系の「環球雑誌」副編集長が開設したアカウント「牛弾琴」は、米ニューヨークの地下鉄で発生した放火殺人事件について「中国では絶対に起こり得ない」とする評論文章を掲載した。
中国国営・新華社系の「環球雑誌」副編集長が開設したアカウント「牛弾琴」は、米ニューヨークの地下鉄で発生した放火殺人事件について「中国では絶対に起こり得ない」とする評論文章を掲載した。
文章は、ニューヨークの地下鉄で現地時間12月22日午前7時30分頃、駅に停車していた車両で眠っていたと思われる女性が突然、男に衣服に火をつけられた焼死したと紹介。警察によると、犯人と被害者は事件前に一度も会ったことがないとのことで、ネット上に拡散した動画では犯人はホームの長椅子に座りながら冷静に被害者が焼けるのを眺め、やがて女性に近づき上着であおいで空気を送り込んでさえいたほか、周囲の警察や乗客が何もせず、ただぼうぜんとして見守っている様子も映っていたと伝えた。
そして、この事件について「中国では絶対に起こり得ないことだが、ニューヨークでは実際に起こった」と評するとともに、数時間前にはニューヨークの別の地下鉄路線でも刺殺事件が発生し1人が死亡、1人が負傷したと指摘。米メディアのデータによれば、今年に入って9月8日までの時点で、ニューヨークの地下鉄車両や駅ですでに8人が殺害されていると紹介した。
その上で、「ニューヨークには世界最大の金融センターがあり、豪華な施設が多数存在する一方で、盗みや詐欺、強盗、強姦、さらには殺りくなど、問題も山積している。その背後には、国家や都市のガバナンスに関する問題がある。今回の事件も米国社会を変えることはなく、市民はすぐに忘れ、次の悪質な事件が発生するまで何事もなかったかのように過ごすだろう」と述べた。
文章は、中国の「国が興るときには必ず吉兆があり、国が滅ぶときには必ず妖魔が現れる」という古いことわざを挙げ、国が成長している時はさまざまな面で生気に満ち、政策にも自信があふれ社会の誤りを正す能力も高い一方、国家が自信を失って問題に対処できなくなり、責任を他者に転嫁しているように感じられるようになると「より大きな危機を目の当たりにすることになる」と論じた。
そして、「事実を言うと、ニューヨークやシカゴ、デトロイトと比べて中国の社会の安全は桁違いだ」としつつ、「中国にも避けて通れない問題があり、最近も怒りを覚えるような悪質な事件がいくつかあった」と指摘。「現状に甘んじることなく、おごり高ぶることなく、足りない部分を見つめさらに改善し続ける必要がある」とした。(編集・翻訳/川尻)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
地下鉄で火をつけられた女性を「誰も助けず携帯で撮影した」事件がえぐり出すNYの恥部
ニューズウィーク日本版 / 2024年12月26日 15時27分
-
地下鉄車内で女性に火付け殺害 ニューヨーク、男を拘束
共同通信 / 2024年12月23日 12時6分
-
早朝の地下鉄で女性が火をつけられ死亡 男を逮捕 服は数秒で火に包まれる アメリカ・ニューヨーク
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年12月23日 12時2分
-
刃物を持つ犯人に「絶対してはいけない」3つの事 刃物を持った人物が現れたら…どうすればいい?
東洋経済オンライン / 2024年12月21日 8時10分
-
埼京線の1号車はなぜ「痴漢天国」になるのか―華字メディア
Record China / 2024年12月19日 7時0分
ランキング
-
1車暴走の男に死刑判決=35人死亡、財産分与に不満―中国・珠海
時事通信 / 2024年12月27日 23時35分
-
2太陽と史上最接近のNASA探査機、「無事」が判明 正常に作動
ロイター / 2024年12月27日 18時1分
-
3「韓国の信頼や経済に深刻な打撃」党利党略で大統領代行まで職務停止、前例なき政治混乱
産経ニュース / 2024年12月27日 18時52分
-
4「外部からの物理的干渉」で墜落 アゼルバイジャン航空が暫定調査結果発表 撃墜を示唆
産経ニュース / 2024年12月27日 23時0分
-
5北朝鮮兵、クルスク州で大きな損失 ロシアは保護せず=ゼレンスキー氏
ロイター / 2024年12月28日 7時8分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください