国産の高山用ゴンドラや人工降雪機がスキー場に次々登場―中国
Record China / 2025年1月4日 15時50分
中国で国産の高山用ゴンドラや人工降雪機がスキー場に次々登場している。
氷雪関連の設備や器材はウインタースポーツを支える存在で、氷雪経済において重要な位置を占めている。高山の標高差1000メートル以上のリフトに設置されるゴンドラや、独自ブランドの人工降雪機といった中国国産の設備が今シーズンの冬、各大型スキー場に次々登場するようになっている。
吉林省吉林市にある北大湖スキーリゾートに今年新設されたリフト乗り場に行くと、真新しいゴンドラが存在感を放ち、スタッフが最終調整を行っていた。
2021年以来、北大湖スキーリゾートの規模は拡大し続けており、一般開放されているゲレンデ・コースは27本から74本に、リフトの数は7本から13本に増加した。うち、中国国産のゴンドラの割合は85%となっている。中国国産のゴンドラは価格やクオリティーといった面で強みがより際立っている。
吉林省だけでなく、河南省鄭州市のあるスキー場でも、人工降雪機40台がフル稼働している。うち半分以上が中国国産だ。スタッフによると、スキー場の設備の国産化率は約70%に達しているという。
河南省鄭州市のある人工降雪機メーカーでは、納期を確実に守るために、作業員が残業しなければならないほどで、急ピッチで作業を進めていた。今年、同社が販売した人工降雪機はすでに300台を超えた。うち、同社が開発した気温が0度か1度という天候下でも造雪できる技術がコア競争力となっており、市場で人気だという。
河南省の機械・テクノロジー企業の賀帥東(ホー・シュアイドン)副総経理は、「高精度で水と空気の比率を計算することで、気温が0度 、氷点下1度という天候下でも造雪できるようになった。市場で販売されている一般的な人工降雪機は、氷点下3度か4度でなければ造雪できない。この技術を駆使することで、スキー場は早くから造雪作業を進め、営業期間を延ばすことができる」としている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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